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大分市美術館で「エコ・パリ展」 模写展・イブニングコンサートも

大分市美術館で開催中のエコール・ド・パリ「パリに咲いた異邦人の夢」

大分市美術館で開催中のエコール・ド・パリ「パリに咲いた異邦人の夢」

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 大分市美術館(大分市大字上野、TEL 097-554-5800)で現在、エコール・ド・パリ「パリに咲いた異邦人の夢」が開かれている。

開催中のエコール・ド・パリ、模写に取り組む様子

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 20世紀前半、パリのモンバルナスに集まった、パスキン(ブルガリア)、キスリング(ポーランド)、藤田嗣治(日本)、シャガール(ロシア)、ユトリロ(フランス)、ローランサン(同)などの芸術家たちを意味する「エコール・ド・パリ」。パリ派とも呼ばれ広く人気を博している。

 国内屈指のエコール・ド・パリコレクションを持つ北海道立近代美術館・札幌芸術の森美術館の所蔵作品からパスキン、シャガールを中心に、キスリング、スーチン、藤田嗣治らの油彩・素描・版画作品、アーキペンコ、ザッキン、リプリッシュによる彫刻作品など油彩32点、水彩・素描14点、彫刻5点、版画80点の計131点を展示している。

 同館学芸担当の岩尾さんは「展示作品の模写もできる。見るだけではなく描くことによって分かる難しさを体験してほしい」と来場を呼び掛ける。関連イベントとして、大分大学大学院の院生による模写展やイブニングコンサートなども企画。会期中、毎週水曜14時より展示作品の解説も行う。

 岩尾さんは「エコール・ド・パリは、同一の流派・画派ではないので、1920~30年代のパリで交流のあった芸術家たちのそれぞれの個性を感じてほしい。イブニングコンサートでは同年代の音楽を演奏するので、目と耳で20世紀初頭のパリの雰囲気を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。11月8日まで。

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