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大分・津久見「モイカフェスタ」始まる 伝統の「バッタリ漁」で水揚げ

津久見市で10月15日から始まった「モイカフェスタ」をPRする観光協会スタッフ

津久見市で10月15日から始まった「モイカフェスタ」をPRする観光協会スタッフ

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 大分・津久見市街地を中心に10月15日、「津久見モイカフェスタ」が始まった。主催は津久見市観光協会(津久見市中央町1、TEL0972-82-9521)。

伝統の漁法「バッタリ漁」の様子

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 毎年アオリイカ(以下モイカ)の旬を迎えるこの時期に開かれる同イベントは今年で5回目。同市は石灰石の鉱山から流れるミネラル豊富な山水が豊かな藻場を育み、モイカの繁殖地としてシーズン中には多くの釣り客でにぎわう。

 津久見市四浦地区で受け継がれている伝統の漁法、「バッタリ漁」は100メートルほどの網を使いモイカを狙う船引き網漁。運が良ければ数十匹、運が悪ければ1匹も捕れないという、名前通りの「行き当たりバッタリ」の漁法だ。

 バッタリ漁をするモイカ漁師14人による「バッタリ協議会」が捕らえたモイカを、津久見漁協が選別。型が良いものだけを専用のいけすに入れる。地元の物を新鮮に提供できるよう、料理人がその日使うものだけをその日の朝に仕入れる。

 イベントには市内の飲食店が昨年より3店舗多い10店舗が参加する。近海で水揚げされたモイカをメーンとしたお膳や焼きそばなどの料理を振る舞う。プレゼント企画では和菓子店や土産店など8店舗が参加。参加店でモイカ料理を食べて、スイーツまたはお土産を500円以上買うと、抽選でプレゼントが当たるスタンプラリーも行っている。

 津久見市観光協会の長英一郎さんは「漁師・漁協・料理人が一体となって、良いものを新鮮な状態でおいしく調理し、最高のモイカ料理をお客さまに届けるというプライドを持っている。他地域とは違いちゃんぽん、焼きそば、丼、お膳とバラエティーに富んだラインアップになった。今年は1万食突破を目指す」と意気込む。

2016年1月15日まで。

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