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大分・「ハイパーネットワーク別府湾会議」 電動一輪バイク試乗体験も

ファブ祭りワークショップに参加する様子

ファブ祭りワークショップに参加する様子

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 大分県立芸術文化短期大学(大分市上野丘東)で12月5日、「ハイパーネットワーク別府湾会議2015」が始まった。主催はハイパーネットワーク社会研究所(東春日町、TEL 097-537-8180)が運営する実行委員会。

電動一輪バイク 電動一輪車 ONEWHEEL i-1を楽しむ様子

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 1990年から、「未来のネットワーク社会実現」の道筋、社会的課題を問う「参加型の会議」として始まった同イベントは今回で13回目。「つくろう新たなソーシャル・モビリティ~オープン・イノベーションを通して~」をテーマに「ソーシャルモビリティ」「オープンイノベーション」をコンセプトにした本格的なワークショップや子どもから大人まで楽しめるファブ祭りを開いた。

 最初のプログラム、ワークショップのオープニングで会津泉企画リーダーは4つのテーマと講師の紹介を行った。トラックDでは、大分大学、APU立命館アジア太平洋大学などの留学生11人が参加するなどこれまで県内では無いものづくりワークショップとなった。そのほかに市内のIVY総合技術工学院の学生約30人が授業として参加し最先端の技術を学んだ。

 11組の企業や団体が参加したファブ祭りでは、測量で使うGPSを利用してグラウンドに埋めた宝物の場所を探す「GPSで宝探し!」、樹脂粘土を使用して作る「スイーツデコのワークショップ」、電気自動車や滋賀県のベンチャー企業「シムスインターナショナル」が開発した電動一輪バイク「ワンホイール」の試乗体験に多くの家族連れが参加しにぎわった。

 市内からワークショップに参加した金池小学校4年の古長範亜(こちょうはんな)さん、長浜小学校4年生の永松里々華さんは「間違えたりしたけどやり直してうまくできた。難しかったけどとても楽しかった。大事に使いたい」と笑顔を見せた。

 事務局の中内美晶さんは「どなたでも参加して楽しめる『ファブ祭り』、専門的に新たな技術や仕組みを体験できる『ワークショップ』など、20年後の次の社会をみんなで考える取組み。このイベントが新たな『気付き』となって、これまでの考え方とは違う、利用者目線でのモビリティや交通システムの構築に繋がれば」と期待を寄せる。

 開催時間は、9時~15時。参加無料。今月6日まで。主催者は、参加者がテーマを出し合って話し合うアンカンファレンス(6日、9時~13時)参加者を募集している。

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