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国宝臼杵石仏で特別祈願法要 経典本をあおぎ安穏祈願

現在修復中の古園石仏

現在修復中の古園石仏

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 国宝臼杵石仏(臼杵市深田、TEL0972-65-3300)で1月25日、特別祈願法要が行われる。

国宝臼杵石仏

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 前回の特別祈願法要の翌日から当日朝までに大日如来前に設置してある「ご祈願箱」に入れられた「祈願札」を、臼杵市仏教会の僧侶が読経とともに祈願する同特別祈願法要。1月・5月・9月の年3回行い、健康祈願や学業成就・就職成就・良縁結願など諸願成就を祈願する。

 僧侶が大般若経の経典本をあおいで風を送り、その風を参列者が受けて安穏を祈願する。古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたといわれ、その規模、数量、彫刻の質の高さでは日本を代表する石仏群とされている。

 1995年6月15日には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定された。その数は60余体にも及び、うち59体が国宝となった。石仏群は4群に分かれ、地名によってホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、同第2群、山王山石仏、古園石仏と名付けられている。現在、例年同法要が行われる古園石仏を保存修理しているため、ホキ石仏第2群前で開かれる。

 臼杵市観光情報協会の森本さんは「全国で初めて国宝に指定された磨崖仏。周辺環境も神秘的でパワースポットでもある。ぜひ多くの人に来て体感してもらえれば」と話す。

 拝観時間は6時~18時。3月31日まで、保存修理による観覧制限と減額を行っている。減額観覧料は、大人=430円、小人=210円。法要は11時からで祈願は無料。

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