別府恒例の音楽イベント「第18回別府アルゲリッチ音楽祭」が5月1日から、別府ビーコンプラザ(別府市山の手町)、しいきアルゲリッチハウスをメイン会場に開催される。
「育む」「アジア」「創造と発信」をコンセプトに開かれる同音楽祭は今回で18回目。1994年にピアニストで総監督のマルタ・アルゲリッチさんが、総合プロデューサーを務める伊藤京子さんと企画し大分で開催。その際に別府に訪れたことがきっかけとなり、1998年(昭和63年)から始まった。
今年のテーマは「平和と音楽」。7日の「ショスタコーヴィチを弾く」と14日は日本初の共演で話題を集める「ベスト・オブ・ベストシリーズvol4、アルゲリッチとレーピン室内楽デュオ」をメインイベントに据える。昨年5月に建設された「しいきアルゲリッチハウス」も新たに会場として加わった。
入場無料のオープニング「大分県出身若手演奏家コンサート」では県内外で活躍する13人の音楽家が演奏を披露する。関連コンサートとして、「全日本学生音楽コンクール第70回記念アルゲリッチアンサンブルの夕べ」県出身の若手演奏家のコンサートや子どもから大人まで楽しめるピノキオコンサートなども開く。
広報担当の松村さんは「今後の熊本地震の状況によるが通常通りの開催を予定している。温かい意見をくれるお客さまも多く存在し、アルゲリッチも『何かできないか?』と気に掛けてくれている。素晴らしい音楽をぜひ多くの人に聴いてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
チケット情報などはホームページで確認できる。5月26日まで。