別府市北浜公園(別府市北浜)で7月17日、大分県内の人気ラーメン店9店を集めた「復興ラーメン博」が開催される。主催は大分ラー麺’S倶楽部。
熊本や由布院など地震により被災した地域の炊き出しにラーメン約1500杯を提供するなど積極的に支援に取り組む同団体。2011年6月に「大分のラーメン好きが集まるコミュニティーを立ち上げたい」と代表の田村将治さんが立ち上げ、毎年県内の人気ラーメン店を集めた「大分ラー麺’Sフェス」を開いている。SNSを通じてメンバーが増加し、現在メンバー数は4500人を超えているという。
同イベントは、「大分ラー麺’S倶楽部」会員で六盛(ろくせい)北浜店店主の関屋太介さんが「風評被害などで4~5割落ちたという観光事業の手助けができないか」と呼び掛け急きょ企画した。
別府市内のメンバーが中心となり別府市長を訪問し提案した所、別府での宿泊や町の活性化などを目的に企画した民間主体の復興事業に別府市が後押しする形で開催が決定した。
当日は「六盛」「和風創作DiningKIRARA」「トラの夢」「二五十豚骨道」「豊後ラーメン一刀竜」「壱丁目ラーメン」「豚骨ユニバーシティ」「屋台らーめん結(ゆわん)」「大分ラーメンつけ麺まる重」のほか、スペシャルゲストとして「天下一品」が参加。計10店が軒を連ねる。
会場ではステージイベントも企画し、別府市で活動するベリーダンスチームやキッズダンスチームによるパフォーマンスなど参加者は全てボランティアで開催を盛り上げる。
ラーメンは全てハーフサイズ1杯400円(チケット制)で販売する。400円の販売代金のうち50円を別府市に寄付する。
田村将治代表は「ラーメンは今や外国人観光客も喜ぶ文化となった。ラーメンの力で別府の宿泊を含む観光の促進や街の活性化に貢献したい。ぜひたくさんの皆さんにラーメンを食べてもらい、その後は別府の街を楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~19時。