大分・臼杵の中心市街地で1月14日から「まちゼミ」が開かれる。主催は臼杵市商店街連合会。
臼杵市中心部の八町大路・平清水・港町商店街のエリアを中心に、「健康」「美容」「学ぶ」「つくる」の4テーマ計27の講座を用意する同ゼミ。臼杵の妖怪張り子を見ながら伝説や怖い話を聞く「臼杵張子で妖怪話」など、地域ならではの講座も用意する。
「まちゼミ」は「得する街のゼミナール」の略称。2002年に愛知県岡崎市で地元商工会議所の協力により開催されたのを皮切りに、現在では全国264の地域に拡大している。
地元商店街の店舗が専門知識を生かして講師を務め、日常生活で役立つ情報やコツを教えることで、地域住民に「店の存在を認知してもらい、親しみを持ってもらうきっかけづくり」を目的とする。販売・勧誘行為などを排除し、受講料のみ(一部材料費は負担)、少人数での受講が特徴で、県内での開催は竹田市に次いで2番目となる。
まちゼミ事務局・まちづくり臼杵の執行取締役、亀井啓照(けいしょう)さんは「商店街の店を知らない・入れないという人が多いという問題があり、それを改善するために取り入れた事業。『まちゼミ』をきっかけに商店街の店を知ってもらい、中心市街地に人が戻ってくるようになれば」と期待を寄せる。
開催時間や場所は受講内容によって異なり、受講には事前予約が必要となる。受講無料(講座によっては材料費が必要)。高校生以下は要保護者同伴。2月1日には佐伯市でも開催を予定する。問い合わせはまちゼミ事務局(まちづくり臼杵、TEL 0972-64-7271)。