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別府「湯~園地」計画実現へ クラウドファンドが目標額の3倍集まる

遊べる温泉郡都市構想「湯~園地」イラスト

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 別府市が4月10日、「湯~園地(ゆーえんち)」プロジェクトが実現に向け動きだした。

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 温泉を浴びながら遊園地を楽しんでもらおうと別府市が立ち上げた同プロジェクト。現在、公式サイトでアトラクションなどの計画を説明している。

 同市では湯~園地開設に当たり、市税の投入は行わないとして、2カ月の期限で目標金額を1,000万円に設定し、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で資金支援を呼び掛けていた。募集締切日の4月10日、目標額の3倍となる3,000万円が集まった。

 同市では昨年11月24日、温泉と遊園地を融合させた動画「湯~園地」の空想映像をネット上に公開。長野恭紘別府市長が「動画再生回数が100万回を超えたら実現に取り組む」と公約したところ、公開から3日間で100万回を達成、実現に向けて動きだすことになった。動画は現在、再生回数300万回を超えている。

 これまでの取り組みを振り返り、長野市長は「予想をはるかに超える反響で、瞬く間に100万再生を達成してしまった昨年11月。達成直後は『やった』といううれしさと『やってしまった感』とが入り混じる思いだったが、公約として掲げた以上やるしかないと特別チームを編成し、協議を重ねてきた」と話す。

 「多くの支援により、完成予想図や計画の発表にこぎ着けたことを本当にうれしく思っている。実現するからには思いっきり楽しんでいただけるものにしたい」と意気込む。

 市が発表した計画では、遊園地「別府ラクテンチ」(別府市流川通り)を活用し、メリーゴーラウンドの馬車を浴槽に替えるなど、全8アトラクションを設置する予定。

 市観光課の久保田道猛さんは「前例の無い事業。これだけの金額が集まるのはすごいこと。来場者、支援者の想像を超えるイベントにしたい」と話す。

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