大分市のアートプラザ（大分市荷揚町3、TEL 097-538-5000）2階・アートホールで6月16日、恒例の「アートマーケット」が開かれた。

ワークショップでうちわ作りを楽しむ親子

　県内のアーティストやものづくり作家の作品を展示販売するイベントで31回目。今回は30組が陶器、雑貨、アクセサリーなどを並べたほか、会場では邦楽コンサート、パンや菓子の販売も行った。

　10時の開場とともに、来場者がそれぞれのブースに向かい、商品選びや作家とのやり取りを楽しんだ。大分市のデザイナー・野田夕起子さん（26）は、オリジナルのピアスやブローチなどを販売。「いつもはインターネットで販売しているので、直接お客さんと話せてうれしいし、いろいろ勉強になる」と話した。

　同イベントでは毎回、注目の作家を「ピックアップアーティスト」として紹介。今回は筆で個性的な文字やブタの絵を描く豚星なつみさん（由布市）がうちわを作るワークショップを開いた。午前と午後の2回開催で、午前の回には親子連れら10組が参加。それぞれが「笑う」をテーマにした文字などを書き込んだオリジナルのうちわを完成させた。

　コンサートでは、羽田野逢山さんが尺八、山名里香さんが箏（こと）の音色で会場を魅了した。カフェコーナーではgomame、ぱんぱかぱん、suzunari coffee、cafe La Cachette、yadokari cafe&bakeryの5店がパン、焼き菓子、ランチボックス、コーヒーなどを提供。昼前には完売する店舗が複数出るなどの人気となった。