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大分市の木佐上でコガネグモ相撲 枝先の熱戦に歓声

大きな声援が飛んだコガネグモ選手権

大きな声援が飛んだコガネグモ選手権

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 大分市の旧木佐上小学校体育館(大分市木佐上)で7月22日、「第18回コガネグモ相撲選手権」が開かれた。

枝先で糸を出すコガネグモ

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 地域住民らでつくる木佐上コミュニティー(大日一如会長)の主催。同地区で親しまれてきたコガネグモを戦わせる遊びで2001年から開いている。2013年には大会規定を設け、規模を拡大した。

 大会は参加者が採ってきたクモを枝の上で対戦させ、「かみつく」「クモの糸で巻く」「落とす」などで勝敗を決める。今年は子供から大人まで80人の「親方」が「力士」のクモを伴って参加。トーナメント形式で争った。会場には4カ所の「土俵」が作られ、取り組みには行事と審判員を配するなど本格的な形で行った。

 第1土俵では初戦から熱戦が繰り広げられ、中にはかみついて相手の足を切り落とす勇猛な「力士」も。「将軍」と「光源氏」の取り組みでは行司役の豊岡光闡(こうせん)さん(73)の軍配さばきもさえわたり、数分間の激戦に「親方」や観客から大きな声援が飛んだ。

 同市佐賀関の伊藤明さん(84)は孫娘2人と参加。「孫たちの笑顔を見るつもりでいたが、いつの間にか自分の方が戦いに夢中になってしまった。勝つとうれしいし楽しかった」と笑顔で話していた。

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