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大相撲の嘉風関、故郷の大分県佐伯市で夏合宿開始

若手力士の稽古を見守る嘉風関

若手力士の稽古を見守る嘉風関

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 大分県佐伯市出身の幕内力士・嘉風関(尾車部屋)の夏合宿が、地元の佐伯市総合運動公園相撲場で始まった。6月18日の朝稽古には市民ら約300人が詰め掛け、迫力あるぶつかり合いなどに見入った。

子どものハイタッチに応える嘉風関

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 嘉風佐伯合宿実行委員会(事務局=佐伯市文化・スポーツツーリズム推進課、TEL 0972-22-4071)の主催で昨年に続いて2回目。今年は嘉風関のほか同部屋力士の友風、富士ノ風、栄風、竜風、綾風、藤川、渡部が参加している。一行は17日に空路で大分入りした。23日までの日程で、期間中は公開朝稽古や施設訪問などを通して市民との交流を深める。

 18日は9時過ぎから土俵開きを行った後、朝稽古を開始。嘉風関は後輩7人が入念に四股を踏み、ぶつかり稽古などで汗を流す姿を見守った。途中、友風関と組み合った若手力士が苦しそうな表情を浮かべると、「それでいいのか?お客さんも納得していないよ」などと声を掛けて奮起を促した。

 稽古後には見学に訪れた子供たちや市民らと記念撮影に応じるファンサービスも。佐伯市の寺嶋菜都紀さん(31)は、生後5カ月の長男・稀一ちゃんを嘉風関に抱えてもらい大喜び。「これまでもずっと応援してきたが、来場所からはより熱が入りそう」と笑顔で話していた。

 故郷で行う合宿について嘉風関は「佐伯や大分はもちろん、宮崎の人にも相撲を身近に感じてもらいたい。朝稽古を見に来てほしいし、街中で会ったら気軽に声を掛けてほしい」とし、「後輩たちに自分の育った佐伯を見てほしいというところもある」と付け加えた。

 朝稽古は6月20日・22日・23日の9時から。見学自由。22日は18時30分から交流パーティー、最終日の23日は、10時30分から子ども相撲稽古、11時から餅まきと無料のちゃんこ炊き出し(先着200人)を行う。

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