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大分市の「公園」レストラン「たまりば」大在に移転 店主手作りの憩いの場に

手作りの「公園」レストランをオープンした若林さん

手作りの「公園」レストランをオープンした若林さん

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 店内に遊び場を備えたカフェレストラン「トンネルをぬけると…たまりば」(大分市竹下1、TEL 097-529-7777)が7月28日、大分市の大在エリアに移転オープンした。シングルマザーのオーナー・若林優子さん(40)が家族や知人と共に工具を握り、一から作り上げた新しい憩いの場。「家族愛をテーマにした温かい店になったと思う。親子でゆっくり楽しんでほしい」と呼び掛けている。

「たまりば」の店内

 2013(平成25)年4月に大分市三佐で店内に遊具などをそろえた飲食店を開業。子どもを遊ばせながら安心して食事や会話を楽しめる店として人気を集めた。NPO法人子育て応援レストランの理事長としても活動し「子ども食堂」の開設にも注力してきた。移転は、自身の子育て経験を詰め込んだ店を家族で一から作りたいという思いが高じて決意したという。店名は、旧店舗の入り口部分にあったトンネルが由来で、「店に入ると憩いの場が広がる」というイメージとともに引き継いだ。

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 大型子供洋品店や商業施設などが建ち並ぶ地域にあった倉庫(約330平方メートル)を活用。両親、長男(20)、次男(10)、長女(7)の三世代の力と、知人の手を借りて2カ月かけて改修した。「大工道具は握ったことがなかったが、そこから始めたかった」。外壁のペンキ塗りや屋根のトタン張りといった高所作業も恐怖を覚えながら取り組んだ。作業の模様はSNSツールで配信し、「素人が一から店を作るところを写真に撮って載せた。チャレンジする勇気や夢は実現できるという思いを子育てなどで頑張っているお母さんたちに伝えたかった」

 店内は「家族の絆が強い南国」をイメージしてデザインした。天井の高さと板張りの風合いを生かし、木々に囲まれた安らぎの空間を演出。60人は入るという飲食スペースはテーブルエリアと、靴を脱いでピクニック気分を味わえる座敷エリアに分けた。室内にハンモックやテント、屋外にはブランコや小さな滑り台などを用意した。

 子ども向けメニューは「お子様プレート」「和風プレート」「カレー」(以上540円)など。大人には、唐揚げ、チキン南蛮、ハンバーグ、豚肉のネギ塩レモン炒めから2種類を選ぶ「大人のお子様プレート」(1,188円、土曜・日曜・祝日は1,296円)などを用意する。デザートはマンゴーなどを使った「南国ヨーグルトパフェ」(637円)ほか。移転オープン記念として「大人のお子様プレート」にソフトドリンクをサービスで付ける(8月31日まで)。子ども食堂も継続しており、毎週木曜に無料でカレーを振る舞うほか、離乳食は毎日提供する。

 住環境が整う大在地区では子育て世代が増加しており、移転を歓迎する声も多く、オープン初日は100人以上が詰め掛けたという。今後は「ママ友の会」や「シングルマザーの会」といったイベントも開く予定で、若林さんは「店にはいろいろな人が来る。子育てに悩んでいるお母さんはもちろん、話をしたい、聞きたいという人にも気軽に利用してもらえれば」と話している。

 営業時間は11時~17時。火曜定休。駐車場6台分あり。

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