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大分市の道の駅「のつはる」内部公開 湖景と地産グルメで「くつろぎ」の里に

県産の加工品などを販売する道の駅「のつはる」

県産の加工品などを販売する道の駅「のつはる」

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 大分市の国道442号沿いに、11月30日にオープンする道の駅「のつはる」(大分市下原1717)の内部が11月28日、関係者に公開された。

南側は全面ガラス張りで「のつはる湖」を一望できる

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 隣り合う大分川ダム(ななせダム)の完成に合わせ、大分市と大分県が野津原地区の地域活性化などを目的に共同で整備した。2018(平成30)年3月に着工。今年3月の国土交通省登録を経て、10月に完工した。県内では25カ所目、市内では1997(平成9)年4月登録の「佐賀関」に次いで2カ所目。事業費は3億9,000万円。

 敷地面積は約5900平方メートルで、施設は木造平屋建ての物産館(約350平方メートル)とコンクリート造りのトイレ棟(約130平方メートル)から成る。メインの物産館には情報提供コーナー、農産物直売所、レストラン(TEL 097-574-7207)、交流スペース、授乳室、テラス席などがある。駐車場は44台分で電気自動車用の急速充電設備を設置。災害時用の大型LPガスタンクも備えている。

 外観に、野津原地区に残る農家で国指定重要文化財の後藤家住宅(大分市荷尾杵)のイメージを取り入れた。内装にも木材を多用。山並みとダム湖(のつはる湖)に面した南側の窓は全面ガラス張りで、レストランや交流スペースから眼前の景色を一望できる。

 地域の商工業者らでつくる一般社団法人「夢あふれる野津原振興会」が運営する。直売所では野津原産の野菜や県産の加工品などを販売。レストランでは「おおいた冠地どりバーガー」(1,089円)、「大分県産天然シシ肉の黒カレー」(1,408円)、「ゆずスカッシュ」(528円)、野津原特産「豊の七瀬柿」を使ったソフトクリーム(385円)といった「地産メニュー」を用意する。注文は席に備える端末から行い、セルフレジ形式で会計する。支払いはキャッシュレス対応を予定(オープン直後は現金のみ)。同振興会の和田清秀代表理事(76)は「新緑や紅葉が湖に映える景色が美しい。地域や年齢関係なく誰でもくつろげる夢のある駅にしたい」と意気込む。

 30日は10時から登録証伝達・開駅式を行う。12時からは屋外ステージで「どこでもコンサートin 道の駅のつはる」を開く。観覧無料。

 物産館の開業時間は、冬期(12月~2月)=9時~17時、夏期(3月~11月)=9時~18時。トイレなどは常時開放。

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