![3カ月半ぶりに営業を再開した「別府ヒットパレードクラブ」](https://images.keizai.biz/oita_keizai/headline/1592566306_photo.jpg)
別府市のライブハウス「別府ヒットパレードクラブ」(別府市北浜2、TEL0977-21-3166)が6月19日、約3カ月半ぶりに営業を再開した。
専属バンド「ヒットパレーダーズ」の生演奏によるオールディーズを楽しめるライブハウス。32年の歴史があり、入れ替えなしで5回のライブ、時間制限のない食べ飲み放題を楽しめる。新型コロナウイルスの感染における「3密」が重なるとして、3月8日から臨時休館していた。
都道府県をまたぐ移動が解禁となり103日ぶりに開館した。当面は観客は定員160人のところを上限80人に減らして営業。入館時にサーモカメラによる検温を行い、代表者には連絡先を記入してもらう。フロアではステージと客席の間を2メートル取り、テーブル間にビニールの仕切りを立て対面着席を禁止する。
このほか、演奏のインターバル中の換気やビュッフェでの手袋着用などを徹底。演者の客席でのあいさつ、帰りの見送りなども中止する。スタッフの荒木康祐さん(49)は「自分たちも再開を心待ちにしていた。安心して来てもらえるように、これまで以上に気を使っていきたい」と話す。
19日は18時の開場と同時に多くのファンが詰め掛けた。福岡県行橋市の西村動さん(60)は5年前から月に1度通う大のヒットパレードファン。「とにかく再開がうれしい。きょうは久しぶりのステージと踊りを楽しみたい」と笑顔を見せた。
再開後初のステージは「バケーション」「ダイアナ」「ダイヤモンド・ヘッド」のメドレーで開演。女性ボーカルのSANDYさんは「まだまだ安心できる状態ではないが、ようやく再開できた。これまでと変わらぬステージを楽しんほしい」とあいさつした。
初日のチケット販売は18日の18時から電話予約で行ったが、受付開始後すぐに完売する人気だった。川野昌秀総支配人(61)は「応援してくれる人たちに『いらっしゃいませ』と言えることがとにかくうれしい。この喜びをかみしめながらお客さまを迎えたい」と話している。
入場料金は男性=3,600円、女性=3000円。月曜定休。