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大分市のアートプラザで芸術家10人展 陶芸、イラスト、オブジェなど十人十色

大分ゆかりの10人が作品を展示(写真は森山さんのコーナー)

大分ゆかりの10人が作品を展示(写真は森山さんのコーナー)

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 大分市と近郊市町で活動するアーティスト10人の取り組みを紹介する「おおいたアートコレクション」が2月23日、大分市のアートプラザ(大分市荷揚町3、TEL 097-538-5000)2階アートホールで始まった。陶芸、イラスト、ワイヤオブジェといった多様な作品群が訪れた人の目を楽しませている。

宇佐美さんの「臼杵焼」

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 大分市の主催。人口減少や少子高齢化が進む地域を芸術で活性化させる「アートレジオン推進事業」の一環。同事業で旧大志生木小学校(佐賀関)の校舎をアトリエとして活用する5人と、大分都市広域圏内で創作活動する5人が合同展覧会、トークイベント、ワークショップ(受け付け終了)を開く。

 美術家の下平千夏さん、Kanaさん、イラストレーターのYoneさん、のっけむしさん、ワイヤアーティストの沖美紀さん(以上大分市)、画家の勝正光さん(別府市)、陶芸家の佐藤珠幸さん(豊後大野市)、宇佐美裕之さん(臼杵市)、画家の森山楓さん(竹田市)、切り絵作家の中島眞一さん(日出町)が参加している。

 会場にはそれぞれがこれまでに手掛けてきた作品を自身の紹介パネルと共に出展。沖さんは鉄やステンレスなどで作った立体オブジェ、森山さんは鮮やかな色合いのペイント画、宇佐美さんは江戸時代のわずかな期間に作られていたという「臼杵焼」を並べている。

 23日は10時30分から「大分市アートを生かしたまちづくり事業」に参加したアーティストが意見交換をするトークイベントを開催。美術家の前田信明さん(熊本市)、アーティストのトマリアサミさん(大分市)、Kanaさんがスライドを交えて自身の取り組みなどを紹介した。

 前田さんは府内5番街でペイント壁画を制作中。2月中には完成する予定で「主張しながら場所に溶け込む色を選んだ」「日差しの入り方で午前と午後とでは見え方が違う」などと話した。

 「おおいたアートコレクション」の開場時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。今月28日まで。

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