大分市の高尾山自然公園(横尾)でロウバイの黄色い花が見頃を迎え、周囲に甘い香りを漂わせている。
中国原産の落葉樹。冬に直径2センチほどの香りの高い花を咲かせる。ろう細工のように光沢がある黄色の花びらが特徴。同公園には第1駐車場の南側に並べるように植えられている。
1月14日の大分市は青空が広がったが、13時の気温は7.3度と冷え込みが残った。来園者の中には車のスピードを緩めて窓越しに観賞する人も。散歩で訪れたという大分市の50代女性は「空気は冷たいが、花の香りで心も体も和らぐ」。
公園は、標高127.6メートルで総面積約60ヘクタール。自然の山林、キャンプ場、複数の広場を備え、日本の都市公園100選に選ばれている。