夏の風物詩「第41回大分七夕まつり」が8月5日、大分市の中心街で始まった。3年ぶりの山車「府内戦紙(ふないぱっちん)」が勇ましい姿で練り歩き、市民や観光客らの声援を受けた。
大分市まつり振興会(事務局=大分市商工労政課、TEL 097-537-5959)の主催。新型コロナウイルスの影響で2020年は中止、2021年は規模を縮小した。運営者と演者に抗原検査キットを配布、周囲に体調不良者がいる場合は参加自粛を要請や出演者と観客席の距離を開けるなど感染対策を講じて開く。
18時30分に始まったオープニングセレモニーで、佐藤樹一郎大分市長は「コロナ対策を実施しての通常開催は、準備などもこれまで以上に大変だったと思う。開催にこぎ着けたのは商店街や地域の皆さまのおかげ。多くの人に楽しんでほしい」とあいさつ。
18時50分に始まった「府内戦紙」は「勇往舞震(ゆうおうまいしん)~大分に夢を、そして活力を」をテーマに開催。約100人の踊り隊を伴った6台の山車が勇ましく練り歩くと、会場は熱気に包まれた。
6日は18時40分から、バトンやマーチング団体がパレード、19時から「おおいたチキリンばやし市民総踊り」を予定。8団体約180人が「正調チキリンばやし」や「サンバチキリン」を披露する。そのほか、今年開幕したジャパンラグビーリーグワン所属チームの選手を迎えてラグビー体験教室「はじラグ」、神社神輿(みこし)山車巡行などもある。
6日・7の両日20時には、市内各所(場所は非公表)でサプライズ花火を打ち上げる「大分合同新聞スマイル花火プロジェクト」も行われる。