今年で設立50年を迎える大分県カボス振興協議会の記念大会が8月5日、レンブラントホテル大分(大分市田室町9)で開かれた。
1972(昭和47)年に県・市町村・農協・生産者で組織された同協議会。「カボスフェア」など大都市圏を中心にカボスの認知度アップ、消費拡大を目的としたフェア・イベントを開催。当日は、行政、生産者、農業団体関係者ら約100人が出席した。
同大会で協議会の会員として協力した歴代生産者団体会長の和田久光さん、河野泰三さん、阿南忠彦さん、藤原輝幸さんを表彰した。表彰を受けた河野泰三さんは「表彰を受けたのも関係者の努力のおかげ。感謝している。少しでも若い人にカボスを作ってもらい大分県のカボスのともしびを消さないように存続させていきたい」と話す。
広瀬勝貞大分県知事は「カボスは大分県に欠かせない重要ブランドとなった。カボスと言えば大分県であり続けるために関係者が一致団結して、消費拡大や認知度向上に向け、これまで以上に取り組んでいただけることを期待している」とコメントを寄せる。
2021年度の県産カボス出荷量は青果で274トン(1キロあたり393円)、加工用は3406トン。