大分市の立松食育研究所(大分市王子西町、TEL 090-3072-8097)が6月13日、かまぼこ・ちくわ料理の調理会を開いた。
所長の立松洋子さんは別府短大元教授で調理師専門学校元講師。自宅を改装したキッチンスタジオで講習会を開いているほか、料理ユーチューバーとしても活動している。
調理会は「練り物の健康料理」をテーマに企画。高タンパク質・低脂肪とされるかまぼことちくわを食材に、含まれている塩分や調理過程から抽出できるだしなどを利用して7つのレシピを考案した。食材は八商(別府市)と山吹(兵庫県たつの市)から無償で提供を受けた。
13日は事前応募があった5人が参加。立松さんから塩分を足さずに仕上げる調理を教わりながら「かまぼこの炊き込みご飯」「すまし汁」「かまぼこのバターステーキ」「ちくわのクロケット」「かまぼこの木の芽あえ」「かまぼこしゅうまい」「ちくわまんじゅう」を完成させた。
かまぼこステーキは横に入れた切れ目に粒マスタードを塗りこんで小麦粉をまぶして焼き上げた。クロケットの塩分はちくわで代用。ホワイトペッパーやハーブなどの香辛料を使い風味を際立たせた。
当日の試食でオリジナル料理を口にした参加者は「想像以上においしい。練り物をこうした形で味わえるのは驚き」。立松さんは「血圧が高い人も安心して食べられると思う。健康寿命を延ばす手助けになれば」と話していた。
レシピの完成に伴い、今後、無料で料理を振る舞う試食会を開く。希望者は要電話予約。4人以上のグループで申し込む。