大分市の田ノ浦ビーチ(大分市神崎)にあるジャカランダが青紫色の花を咲かせ、市民らの目を楽しませている。
ジャカランダは南米原産で、カエンボク、ホウオウボクと共に「世界の三大花木」の一つ。夏の初めに釣り鐘型の花を鈴状に咲かせる。
田ノ浦ビーチには西側にある展望台横に2本が植えられている。現在は五分咲きで、蜜を集めるミツバチなどが花の間を忙しそうに飛び回っている。国道10号からもその姿を眺めることが可能で、ランニングやサイクリングを楽しむ人たちが足を止めては見入っている。
一方、大分市田室町の久野緑朗さん宅に植えられているジャカランダはまさに満開。15年前に購入した、およそ30センチの苗木が成長し、屋根を超える高さにまで育ち、前週から満開状態が続いているという。
妻のちえみさんによると、ここ2年は寒気の影響か花芽がつかず、花を咲かせるのは3年ぶり。「たくさんの人が写真を撮りに来ている。道行く人から『きれいですね』と声をかけられるのがうれしい」と話す。