大分県サッカー協会は7月10日、レゾナックドーム大分で開かれる天皇杯JFA第104回サッカー選手権大会3回戦(川崎フロンターレ対大分トリニータ)の会場で、家庭で余っている食品などを集めて子ども食堂などへ提供する「フードドライブ」を行う。
JFA(日本サッカー協会)が取り組む社会貢献やSDGsの達成を目的とする活動「アスパス!」の一環。NPO法人「子育て応援レストラントンネルをぬけるとたまりば」とNPO法人「知的障がい者フットサルクラブENTRADA」の協力で実施する。
同協会と2法人が2022年から、天皇杯の大分開催に合わせて実施している。勝ち進めば実施日も増えていき、今年は6月12日に同会場で行われた2回戦(大分1-0鹿児島)に次いで2回目となる。前回は食材91点、日用・学用品92点の183点が集まった。
西口ゲート右側に特設ブースを設ける。入場券がなくても寄付は可能。募集するのは賞味期限内のインスタント食品や缶詰め、乾燥食品、飲料、子育て用品、鉛筆やノートなどの文房具、紙おむつや洗剤などの日用品、未使用の衣類、スポーツ用品など(生鮮品、冷蔵・冷凍食品、葉物野菜などは除く)。集まった品はこども食堂、福祉施設、生活困窮世帯などに寄付する。たまりばの若林優子理事長は「もらって喜ばれるようなものであればうれしい」と話す。
J2の大分は現在15位。10日はJ1で15位の川崎とホームで戦う(成績は共に7月2日現在)。同協会の五所睦雄専務理事は「相手は人気チームなので大勢の来場に期待したい。応援はもちろん、子どもたちに寄付できるものも持って来てほしい」と話す。
会場では募金箱も用意する。集まった全額を大分県社会福祉協議会に寄付する。問い合わせは県サッカー協会(097-573-2288)。