竹工芸の魅力を体験する「竹会(たけえ)OITA BAMBOO ART & LIGHTS 2024」が10月11日、大分県立美術館(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)の1階アトリウムで始まった。
「四海波」を編み上げたこじまさん、三原さんと「アマンの竹笛」(右から)
大分県主催、同館共催。企画・運営はNPO法人「BEPPU PROJECT」。マダケ生産量日本一の大分県の竹と別府竹細工の魅力を伝えるイベントで、作品展示、ワークショップ、お茶会、フラワーアレンジなどを行い、「竹之市」で作品や生活雑貨を販売する。夜間は作品をライトアップし、編み目の陰影を際立たせる。
竹加工のコーナーでは実物を並べて「油抜き」「ひご取り」といった工程を解説。別府竹細工の特徴とされる8種類の編み方を紹介し、正方形を作るように編む「四つ目編み」や中央に輪ができるように放射状に編みあげる「輪弧編み」の壁面作品を展示している。展示物の多くは触ることが可能で、竹のリングを組み合わせた大型オブジェは中に入ることができる。
10月11日18時30分から点灯式を開催。制作実演で、竹工芸家のこじまちからさんと三原啓資さんが「アマンの竹笛」の演奏をバックに巨大な竹かご「四海波(しかいなみ)」を編み上げた。
「竹之市」は10月14日まで開催。ワークショップは10月19・20日の13時30分と15時30分から。各回6組で当日先着順。材料費1,000円。お茶会は18日、フラワーアレンジは25日(共に要申込み・有料)。
開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。観覧無料。10月26日まで。