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別府短大生と洋菓子店が「大分マラサダ」コラボ開発 農林水産祭で限定発売

別府短大と湯けむり洋菓子店がコラボで「大分マラサダ」開発

別府短大と湯けむり洋菓子店がコラボで「大分マラサダ」開発

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 別府大学短期大学部食物栄養科の学生と湯けむり洋菓子店(別府市石垣西)が、大分の食材を使ったスイーツ「マラサダ」を共同で開発した。

別府短大と湯けむり洋菓子店がコラボ開発した「ハロウィーン」

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 マラサダはポルトガル発祥の揚げパン。もちもちで柔らかい生地が特徴でハワイでは定番のスイーツとして根付いている。

 別府市制100周年に合わせたオリジナル企画。岡本昭教授が指導する「食の科学研究会」の中島詩さんと金内成美さん(共に2年)が、同店店主の永松奈津子さんの力を借り、4月から地元食材を使った「大分マラサダ」の研究を重ねてきた。

 2人のアイデアから地元食材の使用をテーマに開発。原材料に適した素材選びを繰り返し、日出町の松尾憲治さんが育てたカボチャとサツマイモ(ベニハルカ)、マダケ生産量日本一の大分県ならではの竹炭などを使うことにした。

 永松さんは基礎となるプレーンマラサダの生地づくりにカボチャのペーストを使用。「カボチャのデンプンがうまく作用した。マラサダの理想的なふわもち食感を実現できた」と話す。

 開発したのはプレーンのほか4種類。プレーンにサツマイモのクリームを入れた「ベニハルカ」、竹炭を生地に練り込んで揚げた黒いマラサダにカボチャのクリームを入れた「ハロウイーン」のほか、プレーンにソースをかける「ブルーベリー」と「イチゴ」も完成させた。

 金内さんは「いろいろな食材を試した上でうまく地元のものを取り入れることができた」、中島さんは「生地づくりに発酵、揚げる温度管理も難しいが、家でも作ってみたい」と話した。

 開発した商品は10月19・20日に別府公園で開かれる大分県農林水産祭「おおいたみのりフェスタ」で限定発売する。販売価格はプレーン230円、ベニハルカ、ハロウイーン、ブルーベリー、イチゴは250円。

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