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別府にメキシコ料理専門店 自家製トルティーヤとサルサのタコス提供

別府市北浜に「TACO NARGO(タコ・ナーゴ)」を開いた濱安さん(中央)とスタッフ

別府市北浜に「TACO NARGO(タコ・ナーゴ)」を開いた濱安さん(中央)とスタッフ

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 メキシカンダイニング「TACO NARGO(タコ・ナーゴ)」(別府市北浜2)が10月2日、別府市の中心街にオープンした。

本格的なタコスなどを提

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 店主は濱安紹子さん。東京都目黒区でテキーラなどを提供する「bar nargo(バー・ナーゴ)」の店主で、別府の魅力に引き込まれて温泉地に2号店を開いた。

 濱安さんは福岡県出身。ライターなどの仕事を経て自身が感動したテキーラのおいしさを共有したいと2020年に目黒の店を開いた。コロナ禍の時期にメキシコ料理を学び、ケータリングサービスも始めた。別府には幼少期よりなじみがあり、今年、知人に会いに来別。「温泉や魅力ある食や人に改めて触れた」ことで、開店への挑戦欲が一気に芽生えたという。

 別府店には東京、山梨、鹿児島からスタッフ3人が集まった。メキシコ伝統の作り方を踏襲し、トウモロコシの粉から手作りするトルティーヤ生地や自家製のサルサソースを使ったタコスなどを提供する。

 スパイス以外はできる限り県産の物を使う。タコスの定番は「チキンティンガ」で、チキンと燻製(くんせい)チリのトマト煮込みにフレッシュサルサをのせている。「カルニータス」(以上500円)は、生のオレンジでマリネした豚肉を煮込み、グリーントマトを使った緑のサルサを合わせている。「メヌード」(1,000円)は数種類のメキシコ産唐辛子で煮込んだピリ辛もつ煮込みで、「コクと程よい辛さが特徴」だという。大分県ならではの大葉サルサとカボスで味わう「とり天タコス」(500円)もある。

 ドリンクも種類豊富で、スパイシーなメキシコ風レッドアイ「ミチェラーダ」(950円)などが人気だという。濱安さんは日本テキーラ協会の公認テキーラ・マエストロ。メキシコの蒸留酒「メスカル」の日本メスカル協会公認メスカレロの資格も持つことから、「料理に合ったお酒を気軽に聞いてほしい」と呼びかける。

 店は古い建物をリノベーションして活用。カウンター10席、テーブルは5卓18席で、自然光が差し込むテラス席も用意する。近隣住民のほか、地元の学生や観光で訪れた外国人が訪れる。

 今後はモーニングやランチの提供も考えているという濱安さん。「スパイスでマリネした羊や豚を一頭蒸し焼きにするバーベキューなどみんなで食べるイベントも開きたい」と話す。

 営業時間は17時~22時。月曜定休。

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