
NTTジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン1第13節は3月30日、交流戦3試合があった。大分県をセカンドホストエリアとする横浜キヤノンイーグルスは、クラサスドーム大分でトヨタヴェルブリッツと対戦し、17-29で敗れた。
横浜は前半4分にトライを奪われ先制されたが、33分にPR祝原のトライとSO田村のゴールで逆転し7-5で折り返した。後半は立ち上がりから攻め込まれ2トライ(1ゴール)を献上。20分に田村がPGを決め、28分にはペナルティーゴールを挙げて7点差まで迫ったが、35分にトライを許して突き放された。横浜は5勝8敗の勝ち点26で6位。上位6チームが戦うプレーオフ圏内にとどまっている。
横浜が今季、大分で行う唯一の試合で、会場には5387人が詰めかけた。試合は劣勢のまま展開したが、赤いユニホームを着たファンは最後まで「GOGO イーグルス」と声援を送った。
別府から来場した小学5年の男児は「イーグルスは勝てなかったが、国内トップレベルのパスやランを見られて興奮した」、中学2年の男子は「ノールックのオフロードパスのタイミングが絶妙だった。仲間と練習したい」と、それぞれ話していた。
第2本拠地のゲームを勝ちきれず、HO庭井は「イーグルスのエキサイティングなラグビー見せられなかった」と口にし、「大分の試合は毎回楽しみにしているし、スタンドからの声も届いている。背中を押されているのに結果を出せなかった。もっと強くなって帰ってくる」と巻き返しを誓った。