
「迷路とお城で遊ぼう! 香川元太郎絵本原画展」が現在、大分市美術館(大分市上野、TEL 097-554-5800)で開かれている。
香川さんは1959(昭和34)年、愛媛県生まれの絵本作家、イラストレーター。隠し絵を入れ込んだ迷路画や城や合戦場などをモチーフとした「歴史考証イラスト」は、その緻密な描き込みで知られる。「迷路絵本」シリーズは累計330万部を発行し、ベストセラーとなった。第2回日本城郭文化特別賞を受賞。2024年12月に急逝。
同展では、「迷路絵本」シリーズと「歴史考証イラスト」の原画など約130点を展示している。
迷路ゾーンには昆虫、宇宙、乗り物、おもちゃなどを題材とした迷路画、原画を拡大したタペストリーなどを並べる。子ども向けの巨大立体迷路も設置している。
城郭ゾーンには、江戸城天守や姫路城天守の内部を分かりやすく見せる断面図、兵士の攻防戦を描いた合戦図などを展示。大分の岡城(竹田市)、日出城、中津城、府内城(大分市)などを描いた作品も並べている。
開館時間は10時~18時。観覧料は、一般=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。子ども同伴割引は、中学生以下1人に対し一般・高校生・大学生1人500円。5月11日まで。4月14日・21日・28日は休館。