大分で11月9日、第34回大分国際車いすマラソン大会が開かれる。
1981(昭和56)年の国際障害者年を記念して、世界で初めての「車いすマラソンの国際大会」として始まった同大会。米国、スペインなど世界各国から招待選手13人、エントリー選手を合わせて約270人が参加する。
身体の状況によりT51クラス、T33/52クラス、T34/53/54クラスに分かれ、選手の車いすはカーボンやチタンなどを使って軽量化された「レーサー」と呼ばれるタイプが多い。トップクラスの選手の平均スピードは時速30キロを超えるといい、42.195キロを1時間20分台でゴールする選手のほか、重度の障がいを持ちながらも懸命に上り坂を登るランナーなど幅広い層が参加する。
大会当日のボランティアスタッフは全国から約600人が集まる予定となっている。
大会事務局の片山さんは「世界最大規模の車いすランナーが集まる大会。世界のトップ選手から重い障害の選手や初参加の選手などそれぞれが一生懸命頑張る姿を沿道で応援してほしい」と来場を呼び掛ける。
競技は大分県庁前から11時にスタートする。