大分の関崎海星館(大分市大字佐賀関、TEL 097-574-0100)で11月30日、小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げのパブリックビューイングが開催される。
「はやぶさ2」は、小惑星探査機「はやぶさ」で獲得した世界初の小惑星サンプルリターン技術の実証経験と技術を継承し、日本独自の宇宙探査技術を成熟発展させることを目指すミッション。太陽系や地球、生命の起源と進化過程をひも解く、人類の新たな知的財産の獲得が期待される。打ち上げから地球帰還までのミッション期間は約6年。
関崎海星館は九州の東端に位置し、60センチ反射望遠鏡を備える展望・天文台施設。天体観察や流星群などのスペシャル観察会なども定期的に開催している。
同館解説員の成松さんは「今回のミッションが成功するよう大分から応援したい。若い人たちが打ち上げから応援して約6年後に無事帰還する感動を体験してもらえれば」と話す。「先着30人としているが、できる限り対応したい。12月には双子座流星群などの鑑賞会も開催するので、この機会に海星館をたくさんの人に知ってもらいたい」とも。
開催時間は第1部=12時30分~13時45分(準備から打ち上げの中継)、第2部=15時~15時30分(H-IIAロケットの分離)を予定。参加料は一般=420円、高校生=210円、中学生以下は無料。