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大分市美術館で「赤瀬川原平の芸術原論展」-連続講座・講演会も

廃品のゴムチューブを使用したオブジェ

廃品のゴムチューブを使用したオブジェ

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 大分市美術館(大分市上野町、TEL 097-554-5800)で1月7日、特別展「赤瀬川原平の芸術原論展-1960年代から現在まで」が始まった。

「赤瀬川原平の芸術原論展」展示の様子

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 赤瀬川さんは、4歳から高校1年生までの少年時代を大分市で過ごし、昨年10月に77歳で亡くなった。赤瀬川さんが活動を始めた初期のころの作品や資料、未完成となった作品など計約433点を展示する。

 会場には、同氏が手掛けた巨大オブジェ「患者の予言」や第3回ネオ・ダダ展の宣伝時にパンフレットでミイラになって宣伝している写真、高松次郎さん、中西夏之さんと結成した「ハイ・レッドセンター」で取り組み、大分トイレンナーレの「大分圏清掃整理促進運動」のモデルにもなっている「首都圏清掃整理促進運動」の写真やパンフレット、パロディー漫画「桜画報」、小説原稿など、あらゆる分野で活動した作品を展示。そのほか、法廷が「芸術とは何か」という論議の場となり、衆目を集め、シリーズが通貨及証券模造取締法違反に問われた「模型千円札」シリーズも展示する。

 連続講座として、管章館長を講師とした「赤瀬川原平、ネオ・ダダからハイレッド・センターへ」(1月11日・18日)、小中学校時代の同級生だった美術家雪野恭弘さん、話し方インストラクター杉田吉成さんらを講師とした「赤瀬川克彦の頃」(1月25日)、イラストレーター南伸坊さんを講師とした「赤瀬川先生のこと」(2月1日)などの講演会を予定している。

 観覧料は、一般=800円、高大生=600円、中学生以下無料。2月22日まで。

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