JR九州ホテルブラッサム大分(大分市要町、TEL 097-578-8719)が1月30日、ホテルのフロント・ロビー・客室などのインテリアデザインと最上階の温浴施設の名称と記念プランなどを決定した。
ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さんがインテリア・設計を担当した同施設。開業準備室長(支配人)の河内重之さんは「石や木など自然の素材を多用して随所に組子(くみこ)細工を取り入れており、やさしさとぬくもりを感じるデザインになっている」と話す。
8階のフロント・ロビーは、白と黒の石材を使い中央にはオリジナル家具やソファスペース、ペンダント照明などで高級感あふれる雰囲気を演出。レストラン「庭の食卓・四季」は目の前に屋上庭園が広がり、朝食には大分の食材を取り入れた和の膳「豊後の幸」(大人=1,620円)を用意する。
9階からの客室(総数180室)は、特注製作のテーブルや椅子などのオリジナル家具を設置。「窓にはホテルとしては珍しい組子入り障子を採用し、細部にまでこだわったくつろぎの空間を演出した」と河内さん。「県内には豊富な観光資源がある。DCキャンペーンなどでこれまで以上に観光事業の拡大を地域と一緒になってやっていければ」と期待を寄せる。
19階~21階の温浴施設は、地下700メートルから湧き出した天然温泉を使い、大分市内を一望できる屋上露天風呂や本格的なサウナやカフェラウンジを備える。施設最大の特長という最上階露天風呂「シティスパてんくう」は、これまでの大分にはなかった「都会的スパ」で「天空に近い」との意味が込められている。シンボルロゴは水戸岡さんによるデザインで、大分駅ビルのシンボルマークに天空と温泉を掛け合わせたようなロゴとなっている。
常務取締役の森田茂樹さんは「2月には『シティスパてんくう』の施設概要などを詳しく説明する予定。地域に愛される施設として頑張っていきたい」と意気込む。
開業記念宿泊プランとして、ダブル1室1人=9,000円、同2人=1万4,000円、ツイン1室1人=1万円、同2人=1万6,000円(以上、宿泊・入浴・朝食・消費税込み)を用意する。利用期間は4月23日~7月20日。予約は、2月20日9時から、電話とインターネットで受け付ける。