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大分県ビジネスプラングランプリ結果発表-最優秀賞にITベンチャー「イジゲン」

大分県ビジネスプラングランプリで最優秀賞を受賞した「イジゲン」

大分県ビジネスプラングランプリで最優秀賞を受賞した「イジゲン」

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 大分で2月2日、大分県と公益財団法人大分県産業創造機構が開催する「第12回大分県ビジネスプラングランプリ」の結果が発表され、最優秀賞にはITベンチャー「イジゲン」(大分市府内町1、TEL 097-574-4529)が選ばれた。

ビジネスプラングランプリの最優秀賞を受賞した「イジゲン」社内

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 「県内産業の活性化」と「ベンチャー企業の創出」を図ることを目的とし、「新しいアイデアや成長性のあるプランを応援するために毎年開催される同グランプリ。12回目となる今回のプラン応募総数は49件で、1次の書類選考、2次のプレゼンテーションの結果、最優秀賞=イジゲン「消費者行動を爆発させる来店ポイントアプリ『AIRPO(エアポ)』を大分から全国に」、優秀賞=旅館ホテルクリーン、奨励賞=紅屋、ドリームプロモーションの計4社のプランが選ばれた。

 イジゲンは取締役の鶴岡さんがこれまでに無い新しいサービスなど「新しい世界観で『異次元』を作りたい」と2013年11月に設立。今回のプランでも発表したスマートフォン用無料アプリ「AIRPO(エアポ)」を開発し、地方の小さい店のための誘客ポイントツールとして現在、大分市中心部をメーンに約300店が加盟。登録ユーザーは約5000人を超えている。

 同社の鶴岡社長は「創業間もない会社であるが、大分県が主催するグランプリに評価していただきうれしい。社会的な信用を得ることができた。地元大分から上場を目指してさらに努力していきたい」と意気込む。

 同社ではエアポのほか、ECサイト「ブレッサ」や昨年、大分県創業支援施設として認定されたコワーキングスペース「アジト」などを運営。昨年、九州を地盤にするファンド運営会社「ドーガン」から成長性と地域への取り組みが評価され、発行した転換社債(3,000万円)の引き受けが決定した。

 県の担当者は「今年は例年に無いくらいの申し込み数だった。受賞したプランはすばらしい。これを機に更に繁栄してもらいたい」と話す。

 グランプリの受賞者は、2月25日にビーコンプラザ(別府市)で開催される「おおいたものづくり王国総合展2015」で表彰される。

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