大分に保育士が常駐する親子カフェ「Co.'s (コーズ)」(大分市皆春、TEL 097-576-9953)が4月14日、オープンした。運営は前田工務店。
オーナー前田良平さんの「障がいを持った人が自立した生活をしていくサービスを地域単位でできれば」という思いと、自身の経験からも「日頃子育てで忙しい親たちがゆっくり安心して食事を楽しんで過ごせる場を作りたい」という思いから開いた。前田さんは障害福祉サービス事業、地域生活支援事業を主として活動するNPO法人「ASAHIおおいた」の理事も務める。
店内にはメーン厨房(ちゅうぼう)のほか、障がい者が働ける作業所を設け、自家製パンを焼いたり店内を清掃したりといった仕事を委託。現在5人の施設利用者が働いている。
店名は音的に覚えやすいことや、「子どもたち」のイメージから「子’S」(子どもの複数形)をアルファベットで表した。
店舗面積は約200坪。親子スペースと大人スペースを併設する。親子カフェスペースはテーブル36席、大人カフェスペースはテーブル20席、カウンター5席、屋外のテラススペースは10席を用意。「子どもが遊んでいる間、安心してゆっくり食事を楽しんでもらいたい」と、子どもが飽きずに遊ぶことを考えて作ったキッズスペースには保育士が1人常駐する。木材で作った大型遊具も設置。3歳未満で自立歩行ができる幼児と3歳以上で食事利用の子どもは、入場から1時間利用できる。
メニューは時間帯で分かれている。11時30分~15時はランチタイムで、女性に人気のパン・スープ・サラダ・キッシュ・デリ・パスタなどがワンプレートで楽しめる「ワンプレートランチ」(1,000円)、肉がメーンのおかずにご飯大盛りをセットした「パワフルランチ」(900円)、パスタ・サラダ・スープ・パンをセットにした「パスタランチ」(1,000円)など日替わりで用意する。キッズランチ(600円)では子どもがハンバーガーを作る行程を体験できる。15時~18時のティータイムは、2種類のケーキが選べるケーキセット(500円)のほか、単品でソフトクリーム(300円)、ケーキ各種(450円)を用意。
18時~21時のディナータイムは日替わりで、メーン1種・前菜3種・スープ・サラダ・パンかライス・デザート3種・ソフトドリンクが付いたディナーコース(2,000円)がメーン。単品ではカルパッチョなど前菜メニュー10種類以上(各650円)、肉料理は「チキン南蛮」など鶏肉を使ったメニュー4種(各850円)、「ポークの赤ワイン煮込み」など豚肉を使ったメニュー3種(各950円)、牛肉のソテー(1,500円)、黒毛和牛のランプステーキ150グラム(1,800円)のほか、日替わりで宮崎牛や豊後牛のステーキなどもそろえる。ドリンクメニューは「100%リンゴジュース」などのソフトドリンク8種類(各350円)、コーヒー・紅茶(各400円)、ワイン・焼酎・ビール(350円~500円)などのアルコールメニューも用意する。
「来月は夏メニューに替わり、サービス企画もどんどんやっていく。中でも目玉企画は、1日1人限定で宮崎牛A4クラス、4人限定で豊後牛A3クラスのステーキ丼を1,500円で提供する。予約は受けないので早い者勝ち」と前田さん。「アーティストなどを招いてライブイベントをするなど、企画もたくさん計画している。食事だけでなく、いろいろ趣向を凝らしたイベントでお客さまに楽しんでもらいたい」と意気込む。
フロアマネジャーの高橋康秋さんは「連日たくさんの親子連れのお客さまに来店いただき、にぎわっている。親子連れではないお客さまでも、親子スペースと大人スペースは壁と扉で分かれているので、ゆっくり落ち着いて過ごしていただける。店内は広々と開放感もあるので、食事と雰囲気を楽しんでいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~21時。水曜定休。