4月24日にオープンした「大分県立美術館OPAM(オーパム)」(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)の来館者数が6月1日、10万人を突破した。
初年度来館者50万人を目標とする同館。開館39日目で10万人を突破した。「目標に向けて順調な来場者」と同館企画広報課の宇都宮主任。10万人目は立命館アジア太平洋大学(別府市)の2人。記念セレモニーで加藤康彦副館長よりトートバッグなどが手渡された。
同館の企画展・コレクション展やiichiko(いいちこ)総合文化センターで開催される公演チケットの先行予約などステージによりさまざまな特典が受けられる大分県芸術文化友の会「びび」のメンバーシップ会員も、同館の開館により約2割増しの会員数5540人(6月4日現在)に増え人気を博している。
宇都宮さんは「ほぼ予想通りの順調な滑り出し。展覧会はもちろんだが、カフェ、ショップなどいろんな形で『出会いと五感』のコンセプト通りに楽しんでもらえている様子がうかがえる。新たな出会いや刺激などを感じてもらえれば」と話す。「6月9日から新たに展示される長谷川等伯作の『松林図屏風』は九州初上陸の国宝。既に問い合せも多い。これからも注目の企画展がめじろ押し。ぜひ、何度も足を運んでほしい」と話す。
開館時間は10時~19時(金・土曜は20時)。観覧料は、一般=1,200円、大学生=900円、高校・中学・小学生=500円、小学生以下無料。開館記念展モダン百花繚乱(りょうらん)は7月20日まで。国宝、松林図屏風の展示は6月9日~21日まで。