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大分・臼杵石仏の里で「蓮まつり」 1万本見頃、写真コンテストや農泊体験も

臼杵石仏の里で見ごろを迎えた蓮(はす)

臼杵石仏の里で見ごろを迎えた蓮(はす)

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 大分・臼杵の「国宝臼杵石仏」(臼杵市深田、TEL 0972-65-3300)で7月12日、「第3回 石仏の里 蓮(はす)まつり」が始まった。

約1万本の蓮(はす)が並ぶ「石仏の里」

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 2013年に始まった同イベント。最初は1区画の休耕田から始まり、現在は約4400平方メートルの敷地に約1000株(約1万本)が植えられている。

 「今年は長く花を楽しんでもらえるよう手入れの時期をずらすなどの工夫に挑戦した。1輪で4回咲く花は今が見頃」と実行委員長の三田村さんは話す。

 古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏(磨崖仏)は平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたといわれ、1995年6月15日には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定された。その数は60余体にも及び、うち59体が国宝となった。石仏群は4群に分かれ、地名によってホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、同第2群、山王山石仏、古園石仏と名付けられている。

 臼杵の歴史の中にハスの花が登場するのは、1741年に著された「臼陽寺社略記」の中。「堂前の田、古は蓮池なり」と記されている。

 三田村さんは「ハスの花は早朝5時半くらいから日の出とともに咲き始める。原風景が残るこの地域はとても神秘的。石仏やハス、景観を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 「今年の『農泊体験』は県外や外国人の方の申し込みが多く、昨年よりも大幅に増えた。年々応募数が増えてきているフォトコンテストも好評。地元婦人部が地域で採れた野菜や加工品を販売するほか、音楽コンサートやウオーキングなどイベントもたくさん用意している。家族連れで来てほしい」とも。

 入場無料。8月3日まで。

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