ホルトホール大分(大分市金池南1)1階小ホールで12月23日、ホルト季節のプログラムvol.4「ジングルベルコンサート」が開かれた。
「季節を感じるクラシックや本などに気軽に触れてもらうこと」を目的に季節ごとに演奏会や朗読会を開いている「ホルト季節のプログラム」。クリスマス時季に行うジングルベルコンサートは今年で3回目となる。
日本国内だけでなくウィーンでもリサイタルを開くバリトン歌手の新見凖平さん、大分県立芸術文化短期大学准教授でテノール歌手の行天祥晃(ぎょうてんよしあき)さん、ソロ・アンサンブル・オペラなど、年間多くの演奏会に出演するピアニストの後藤秀樹さんといった大分を拠点に国内外で活躍する3人のアーティストが登場した。
後藤さんの伴奏に乗せて2人の歌手のソロ歌唱と、あまり見ることのできない「男性2人の二重唱」を披露。プッチーニ作曲の歌劇「トゥーランドット」よりカラフのアリア『誰も寝てはならぬ』などのオペラ人気曲と、「ホワイトクリスマス」などのクリスマスの人気曲を、開場と同時に満席となった202人を前に歌い上げた。「聴き応えのあるものばかりで、感動して涙を流したお客さまもいらっしゃった」と同館市民ホールコーディネーターの佐藤三咲(みさき)さんは振り返る。
佐藤さんは「プログラム最後の『男だけのクリスマスメドレー』ではコスチュームを身に着け楽しい演出もあり、手拍子、掛け声を出すなど、会場全体で盛り上がった。アンコールも2曲あり、拍手が鳴りやまないほど、いいコンサートになった」と話す。
来年5月ごろに同様の無料コンサートを計画している。