大分の萬弘寺(まんこうじ、大分市坂ノ市中央5)で5月18日から、1432年続く「萬弘寺の市」が開かれる。主催は萬弘寺の市保存会(TEL 097-592-5007)。
同寺にまつられている観世音菩薩(ぼさつ)の縁日に当たる同日から1週間開かれる同イベント。期間中、多彩なイベントが開かれ年々徐々に盛り上がりを見せている。「イベントは分刻みで開かれ、参加者だけでも1400人を超えた」と同保存会イベント部長の荻本さんは話す。
期間中のステージイベントでは、坂ノ市地域外からの参加も多くあり、音楽ライブ・ベリーダンス・ヒップホップダンス・少林寺拳法などのほか、カラオケ大会のど自慢大会、演劇なども披露される。
「換えんかえー(こうかんしませんか)」の掛け声で日が昇る前の闇夜に県内各所から持ち寄られた海産物や農産物、日用品を中心に交換する地域の伝統行事「物々交換市」は21日4時から開かれる。
荻本さんは「おかげさまで年々盛り上がっている。メインの伝統行事『物々交換市』は交換する物を何か用意すれば誰でも参加できる。1週間のイベントになるが、何度でも足を運んで多くの人に楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
5月24日まで。