大分・日出町日出城址公園周辺で5月14日・15日、「城下(しろした)かれい祭り」が開催される。
同町の特産品「マコガレイ」が旬を迎える時期に合わせ開く同イベントは今年で31回目。
「城下かれい」は日出城下の別府湾岸で捕獲されるマコガレイを指し、海中から淡水が湧き出る汽水域に生息する。味は「泥臭さが無く、淡泊で上品」と好評を得ている。
同イベントの呼び物の一つである「城下かれいミニ懐石賞味会」は、前売りチケットが完売しているが、当日限定で、14日=150食、15日=150食の計300食を用意。1食=2,500円で先着順に販売する。
期間中、別府湾から日出町を一望する「漁船遊覧ツアー」(小中学生以下300円、高校生以上500円)、人気を集める「魚のつかみ捕り」(5歳以上小学生以下対象、参加費300円)、城下かれいの稚魚放流、日出城周辺の歴史に触れる街歩き「歴史散策ミニツアー」・イチゴやトマト農家を巡る「農業見学ツアー」のほか、地域の新鮮な魚介類が味わえる「漁師の味ひろば」「海の幸屋台」なども展開する。
同14日は20時から、花火約3000発を打ち上げる花火大会も予定している。
商工観光課の安田恵さんは「新緑の良い季候の中で旬の『城下かれい』を楽しむことができる。日出町の各所で開くさまざまなイベントや、花火と一緒に、海の幸、歴史と風情ある街並みを体感してほしい」と呼び掛ける。