大分のアートプラザ(大分市荷揚町2)で7月4日、美術家・川俣正(かわまたただし)さんの講演会「アーティストの空間感覚-都市、建築そしてアートを巡って-」が開かれる。
日本建築家協会九州支部大分地域会に所属する若手メンバーで構成する「+A」が外部講師を招き年に3回開催する講演会「+Alabo」の一環。今回は大分地域会との共同で開く。
川俣正さんは1982(昭和57)年、ベネチアビエンナーレに参加して以来、世界を舞台に活躍。インスタレーションの手法をいち早く取り入れ、「制作プロセスそのもの」も作品とした制作スタイル「ワーク・イン・プログレス」と呼ばれるプロジェクトを現地で展開することが特徴とされる。
講演の内容は、川俣さんがこれまで手掛けてきたプロジェクトについてや美術家としての身体性とその空間把握力という視点などについてを予定する。
主催者事務局の松田周作さんは「建築やアートを新しい目線で捉えられるのではと期待している。プロの建築士だけでなくデザインや建築に興味がある人もこの機会に参加してもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。参加無料。定員は60人。+A事務局までメールで事前申し込みが必要。