大分の中心市街で8月4日・5日、恒例の夏祭り「第33回府内戦紙(ふないぱっちん)」が開催される。主催は大分商工会議所青年部。
祭りの名前の由来は、佐藤益美大分市長が「子どものころ遊んだ『ぱっちん』の絵柄のようだ」と評したことから。「ぱっちん」は大分の方言で「面子(めんこ)」の意味。
今年のテーマは「百輝夜煌 夜空を照らす豊後府内の絆」。「ライトアップした山車が夜空を照らす百の輝きとなり、昨年の震災を乗り越え、深まった絆が大分の街にきらめく様子を表現したい」と決定した。
参加団体は昨年より2社増え、企業や団体などが独自で保有する山車19旗と主催者所有の2旗の計21旗、900人以上が参加予定。期間中延べ5000人が会場を盛り上げる。
4日は、七夕まつり開会式、子どもぱっちん出陣式、メインの府内戦紙出陣式が行われ、19時10分ごろから甲冑(かっちゅう)を着た騎馬隊の滑走と豊後潮太鼓によるオープニング、参加者団体の山車と踊り隊が一斉に入場する。
5日は、市内の神社のみこしが参加するイベントやラグビーワールドカップの気運を盛り上げる初めてのラグビー「はじラグ」などを行う。
初日参加できなかった人にも楽しんでもらいたいと、2日目にも飛び入り参加可能な踊りの場を用意する。JR大分駅府内中央口広場では3日まで、府内戦紙の祭りムードを引き立てることを目的に山車展示や夜間ライトアップを行う。
開催時間は18時30分~21時30分。有料観覧席は主催者事務局とトキハ会館プレイガイド(TEL 097-538-3111)で販売する。