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大分市でクリエイティブ報告会 企業×デザイナーの「相乗効果」ずらり

18社がそれぞれのブースで取り組みを発表した

18社がそれぞれのブースで取り組みを発表した

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 iichiko総合文化センター(大分市高砂町2)アトリウムプラザで3月2日、大分県内の企業とデザイナーなどが共同で新事業を展開する「CREATIVE PLATFORM OITA」の報告会が始まった。

ステージでは新社名発表などが行われた

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 県の「クリエイティブ・プラットフォーム構築事業」の成果を発表する同イベント。NPO法人「BEPPU PROJECT」の取り組みを主体に初開催する。

 3月4日までの会期中、大分県内の企業18社がアートディレクターらと共同開発した商品や新事業などを発表する。

 3月2日は5社が登壇した。紙器メーカー「アキ工作社」(国東市)の松岡勇樹社長と、日田市出身のアートディレクター・梶原道生さんが、経営・販売戦略のほか、ロゴやホームページを一新する概要を発表したほか、新しく起業した「国東時間」などを紹介した。

 会場のブースには、スイーツ、ワイン、家具、化粧品など新しいアイデアが詰まった商品がズラリと並ぶ。「南光物産」(別府市)はデザイナーの井下悠さん(大分市)の力を借り、大分名物の「ザボン漬」のパッケージを一新した。イメージキャラクターの「ざぼんちゃん」をあしらうなど「若い世代が手に取りやすいようにした」と原口智成専務。「ヨーグルトに一晩入れておくだけで別物のスイーツになる」と新しい食べ方も提案する。

 新商品発表のほか、継続中の取り組みを紹介するブースも展開する。青竹細工の「笑竹堂」(由布市)はデザイナーの梅原真さん(高知県)と共同で商品開発を進めている。会場に「だえん」をテーマとした試作品などを展示し、使用方法を来場者に尋ねてはさまざまなヒントを得ている。作り手の三原啓資さん・萌枝さん夫妻は「ござ目編みの伝統の青竹ざるというスタイルを崩すことなく、さまざまな可能性を探っている段階。いろいろな意見を聞かせてほしい」と話す。

 大分市の「二豊フーズ」は、システム開発会社「モアモスト」の河野忍さん(大分市)とアートディレクターの福田まやさん(中津市)と共同して4月のホームページリニューアルに向けて準備を進めている。営業部の原田健太郎さんは「くろめを使った納豆などの『ふるさと納豆シリーズ』自体の知名度に比べ、社名は知られていない。これを機に会社のブランディングを進めていきたい」と話す。

 3月3日は11時から、文房具店の「明石文昭堂」(別府市)が万年筆の新たな販売方法、14時から「後藤製菓」(臼杵市)が創業100周年を記念した新ブランド開発について報告する。最終日は14時から、昨年8月に工場が全焼する火災に遭った家具メーカー「イトウ」(日田市)が企業復活をかけた再建プランを発表する。

 開催時間は11時~18時(最終日は15時まで)。参加無料。

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