大分市内で3月17日・18日、県内の若者が集うイベントが相次いで行われた。
二日にわたって若草公園(大分市中央町2)で高校生による音楽祭「OITA HIGH SCHOOL MUSIC FESTIVAL 2018」が、17日にはコンパルホール(大分市府内町1)で「おおいた青年交流祭」が開かれた。
「OITAー」は、県内の高校生が学校の枠を超えて実行委員会をつくり、企画から運営までを自分たちでこなす手作りイベント。10回目を迎える今回は、例年の一日から2日間に拡大して開催。高校生グループ8組、過去に出場したバンドや参加経験のある個人が集まってつくる即席ユニット11組が参加した。
18日は12時から高校生4組、卒業生6組がステージに上がり、自慢の腕を披露。迫力のある演奏で会場に足を運んだ同級生やファンを楽しませた。
実行委員長の久冨優巴(ゆうは)さん(大分東明高3年)は「2日間開催で例年よりも準備が大変だったが、このイベントに関われて楽しかった」。第1回の実行委員長でその後も開催をサポートする広瀬直樹さんは「たくさんの人がライブを楽しんでくれてよかった。音楽祭と銘打って開いているので今後は吹奏楽や独唱などのさまざまなジャンルに拡大していければ」とさらなる成長に期待した。
「おおいたー」は青年の交流を目的に始まったイベントで16回目。「心が青年で大分にゆかりがあれば誰でも参加可能」としており、今年も幅広い年齢層の多様な職種の100人が集まった。
グループ討議、座談会、交流会の3部構成で開催。グループ討議では数班に分かれて「食べる」などをテーマに大分をより良くする知恵を出し合い、広瀬勝貞県知事や佐藤樹一郎大分市長を交えた座談会で話し合い内容を発表した。
実行委員長の下鶴賢太郎さん(別府大2年)は「今年は別府大、日本文理大、大分大などから20人以上の学生が参加したのでイベントの若返りが進んだと思う。自分たち若い世代が大分に何ができるかを考え、大分に何が必要かをあらためて共有する良い機会となった」と話した。