別府大学(別府市北石垣、TEL 0977-67-0101)で3月26日、「まず野菜・もっと野菜」「大分県産」 メニューコンテスト最終審査会が開かれた。
野菜をおいしく、たくさん摂取できるメニューを開発することで県民の健康づくりをサポートする同企画。主催は同大と食品メーカーのカゴメで、大分県、大分フットボールクラブ(大分トリニータ)、地元企業のトキハインダストリー、フーディーズが後援した。
昨年末までに、同大食物栄養学科の学生を対象に「県産野菜とカゴメ商品を使用したベジ活メニュー」を募集。応募のあった169品の中から選出した10品について「家族で楽しめる」「味わい」「野菜摂取の工夫」「1人あたりの費用」「調理時間」「見栄え」などの基準で審査した。
コンテストには県や各企業からの審査員のほか関係者約50人が来場。学生たちは10時30分から調理を始め、審査員が見守る中、レシピ通りに手際良くそれぞれのアイデア料理を完成させた。審査の結果、グランプリは佐藤渚さん(3年)と幸奈津希さん(同)が作った「野菜たっぷりケークサレ」に決まった。
受賞料理は、同社の野菜ジュースをベースにホットケーキ生地を作り、ミニトマト、ホウレンソウ、タマネギ、カボスを乗せて焼き上げた「おかずケーキ」。審査員から「子どもでも野菜をたくさん摂取できる」として評価を受けた。幸さんは「料理を楽しんで作ることだけを考えていたので、グランプリと聞いて本当にびっくりした」、佐藤さんは「焼き加減が難しかったがうまくできた。いい思い出になる」と喜んだ。
このほか特別賞として戸高真由子さん(2年)の「ベジトマうどん大分ver.」、外薗早紀さん(同)と杉田朱音さん(同)の「野菜たっぷりベジキーマカレー」、佐保香奈さん(同)の「ベジベジオムライス」、森田日向子さん(同)の「イタリアンマーボーなす」が選ばれた。
優秀メニューは 2018 年度「大分県×カゴメ地産地消・まず野菜・もっと野菜メニュー」に採用、大分県で開催する6月の「食育推進全国大会」でも紹介する。後援各社でのメニュー化も検討する。