大分市の大分城址公園(大分市荷揚町4)で3月27日、府内城の仮想天守イルミネーションの再点灯が始まった。
同公園を歴史と文化の観光拠点として整備する目的で実施する同事業。当初は2017年12月23日の試験点灯から2018年2月14日までの54日間を点灯期間とし、その後撤去する予定だったが、3月26日の市議会可決を経て2018年度の事業継続が決まった。イルミネーション関連事業費は3,350万円。
同市都市計画部まちなみ企画課では、前回点灯期間の来場者は3万708人で、経済効果を約6,100万円と算出。来場者など1,263人から回答のあったアンケート結果では「約8割が継続について好意的だった」としている。2月14日には大分経済同友会が点灯期間延長の要望書を市に提出していた。
議会可決を受け、花見シーズンに合わせて27日から点灯を再開。同課の担当者は「点灯期間は未定だが、暖かい時期の人出に期待したい。今後、点灯日時を含めて検討していく」と話す。
27日は日没に合わせて18時30分から点灯が始まった。園内では堀沿いの桜が咲きそろい始めており、花見客や訪れた市民が幻想的な春らんまんのシーンを楽しんだ。
点灯は日没から22時まで。