プレスリリース

見て、学んで、触れて、作品化!大分の海を学ぶ「海の自由研究」企画を行いました!

リリース発行企業:海と日本プロジェクト広報事務局

情報提供:

一般社団法人うみらいふは、大分の海洋環境について小学生に学んでもらう機会を作り、大分の海の特徴や抱える海洋問題についての理解を深めてもらうことを目的に、2024年7月から11月にわたり「海の自由研究」企画と題し、様々な取り組みを行ないました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。



「海の自由研究」企画概要
・実施期間 2024年7月~11月
取り組みにあたってはOBSテレビの人気番組「かぼすタイム」(毎週土曜日9:25~11:15)と連携し、藻場の減少と対応策を軸に、魚種多彩な大分の魚の特徴や漁獲量の増減等について特集を行い、オンエアしたほか、8月には大分市中心部が多くの人出で賑わう大分七夕祭りと連携し、ワークショップやタッチプール、パネル展示を通じて体験しながら大分の海について学べる「海の自由研究」を実施しました。
夏休み期間中は学びを深めるための「海の自由研究図書館」も限定設置し、作品提出までのフォローも行いました。厳正な審査を通過し、見事入賞した皆様には、11月24日(日)に大分マリーンパレス水族館 うみたまごにて開催された「海の自由研究募集 表彰式」ならびに「うみたまごバックヤードツアー」にご参加頂きました。

取組1.OBSテレビ「かぼすタイム」と連携・放送した「海の自由研究」特集企画
2023年度平均視聴率9.2%と10年連続同時帯視聴率No.1を誇り、ファミリーでの視聴が多いOBSテレビ「かぼすタイム」と連携し、藻場を形成する「アマモ」を起点に、大分の海が抱えている問題や県産魚との関りについて学んでもらい子供たちの夏休みの自由研究テーマとして扱ってもらうべく特集を7月20日(土)に放送しました。

番組では、近年気候変動などの影響で漁獲量全体が減少し、この10年町単位での水揚げ量が減少している大分県日出町の取り組みを取り上げました。漁獲量減少の一因となっているアマモ場の減少を食い止めるため、漁協によるアマモ場の移植作業が行われており、また移植だけでは不十分なため移植時にアマモの種子を採取し海水で保管しておいて秋に苗床に入れて海にもどす作業をされている等、具体的な取り組みを交えて放送しました。

特集では、2017年を起点に寧ろ上昇傾向にある城下カレイ(マコガレイ)についても取り上げました。また番組オンエアのタイミングで「海の自由研究」作品募集の特設サイトを開設し、募集に向けての応募促進CMも2タイプOBSテレビでオンエアしました。

●7月20日(土)「かぼすタイム」でのオンエアの様子





取組2.大分七夕祭りでの「海の自由研究ブース」出展!
大分県で最も人出で賑わう夏祭り「大分七夕祭り」のメイン会場である若草公園で行われた、「OBSサマーフェスタ!」にて、小学生をメインターゲットに親子で海について学び、体験できる「海の自由研究ブース」を出展しました。関アジ関サバ等の大分の海を泳ぐ魚種とふれあえるタッチプールを展開したほか、縦2m横3mと特大サイズの、大分県の地図をベースに周辺海域とそこに生息する魚種をブース内で制作し、彩る「みんなで作る海のジオラマ」で楽しんで頂きました。また、祭りの空気感に合わせ、海の生き物のワークショップとして、「光るクラゲライト」制作も行いました。学びの面では、「大分の海のモンダイを考える学習」と題したパネルを展示しました。終日海について学びながら楽しめるブース展開を行い、その中で海の自由研究の募集促進も行いました。



取組3.「海の自由研究図書館」が夏休み期間限定で登場!
小学生に自由研究の内容をより充実させてもらうことや、研究内容に行き詰った時に活用してもらうことを目的に、「海の自由研究図書館」と題し、8月5日(月)から9月6日(金)の期間、(株)大分放送ロビーにて、多くの参考文献と充実した学習スペースを用意し、小学生の自由研究がうまく進むようサポートさせて頂きました。



取組4.入賞作品決定!表彰式ならびに副賞として「うみたまごバックヤードツアー」を実施
「海の自由研究企画」の締め括りとして、「大分マリーンパレス水族館 うみたまご」による厳正なる審査を経て、応募作品の中から優秀賞に選ばれた県内の小学生8名と保護者の皆様と11月24日(日)に、「海の自由研究 表彰式」ならびに副賞として「うみたまごバックヤードツアー」を行いました。

●「うみたまご」より受賞者の皆さんへの講評
「磯焼け」というテーマをパソコンを使ってインターネットで調べたり、生き物の様子をスケッチして絵で表現したりと、学年に応じて工夫した取り組みが随所に見られました。中でも、磯焼けを防ぐ方法として、その原因であるウニを根絶させるために「全部ウニを食べる」という発想に感銘を受けました。「磯焼け」というワードをきっかけに、身近な大分の海の問題から地球温暖化の防止、SDGsの具体的な取り組みなど、いろんな地球環境問題に関心を持つようになったことが見受けられました。

(写真左)講評の様子  (写真右)優秀賞作品(受賞者の中から抜粋)

●レア体験!水族館のウラ側がのぞけるバックヤードツアー!
今回、優秀賞に選ばれた小学生への副賞として、うみたまごのバックヤードツアーに参加していただきました。バックヤードツアーでは、魚類冷凍庫の中で「ホホジロザメ」の冷凍標本に触れてみたり、水槽の水を循環させて綺麗な水にするための水槽濾過槽室に案内していただいたりと、普段は見られない飼育の裏側や水族館にしかない装置などを特別に見学し、水族館ならではの海の学びを体験することができました。

参加した子ども・保護者からの声
夏休みに沖縄旅行をした際に、海についての自由研究をやってみたいと思い、参加したという小学生の保護者からは、「親子で貴重な体験ができた。またこのような子供が楽しめる企画があったら是非参加してみたい。」との声をいただきました。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人うみらいふ
活動内容:大分の恵まれた海洋環境や付随する課題を自分事として捉えてもらうため、様々なステークホルダーと連携し、海洋環境の実情の訴求や、大分県にまつわるデータの周知、また地元が抱える海に関する課題などを拾い上げ、より多くの人に問題提起をして、自分ごととして地元の海を考えられるよう啓発・訴求をしていく。







日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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