株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775、以下 ガイアックス)は、カーボンクレジット創出と古民家再生に関する豊富な知見を有する有限会社辻田建機(本社:大分県宇佐市、代表取締役:辻田 兼臣)及び、インパクト評価・開示を専門とする会計事務所IMPACT DESIGN OFFICE株式会社(本社:福岡市、代表取締役:宮本傑)と連携し、社会課題解決型のDAOプロジェクト「お結びDAO」(おむすびダオ )を始動いたします。ガイアックスは本プロジェクトにおいてDAOの設計・立ち上げ・運営支援を担っています。
本DAOは、古民家や遊休地を活用しながら、「CO2削減」「地域貢献」「次世代の体験価値の創出」に取り組む、新たな形の地域共創プロジェクトです。第一弾として、古民家と有機米をDAOメンバーが“共同運営”する取り組みを9月にスタート。あわせて、プロジェクトの情報提供や意見交換の場として、LINEオープンチャットを本日より公開いたします。
▼「お結びDAO」LINEオープンチャット
https://line.me/ti/g2/kENPEXjoKpwIAHUxi7v0RnFd6HmbPlAEL9ENyA
※ ボランタリーカーボンクレジット:
ボランタリーカーボンクレジットとは、企業や個人が自主的に温室効果ガスの排出を削減したり、吸収したりする活動に対して発行されるクレジットのことです。このクレジットは、排出量を削減したい企業や個人が購入することで、自分たちの排出量を相殺(オフセット)する手段として利用されます。特に、企業が自身の環境負荷を軽減するために利用するケースが増えており、持続可能な社会の実現に向けた重要なツールとして注目されています。なお、日本国内で主に活用されている環境証書(J-クレジット、グリーン電力証書、非化石証書)は、主に政府や自治体が関与する公的な枠組みであり、民間が自主的に取り組むボランタリーカーボンクレジットとは位置づけが異なります。
「ボランタリーカーボンクレジット第一号認証」の立役者が手掛ける、古民家・農地利活用のDAO「お結びDAO」(おむすびダオ )
■背景|「ボランタリーカーボンクレジット第一号認証」の立役者が手掛ける、古民家・農地利活用のDAO
日本では年間50万戸以上の空き家が発生し、耕作放棄地も年々増加するなど、地域資源の活用が大きな課題となっています。
本プロジェクトは、そうした課題に対し、地元での実践的な取り組みを長年続けてきた辻田建機と、DAOを活用した社会実装支援を行うガイアックス、インパクト会計を専門とする会計事務所IMPACT DESIGN OFFICE株式会社が協働することで、「地域・自然・人」のつながりの価値を可視化をし、地域資源の持続的な循環を生み出すことを目指します。
辻田建機は、一般社団法人ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(NCCC)の理事として信頼性の高いクレジット創出を牽引し、全国初のボランタリーカーボンクレジットの第1号認証を取得、2024年の環境金融機構の選考におけるサスティナブルファナンス大賞を受賞した実績があります。また、全国古民家再生協会でも理事として地域資源の活用にも深く関わっています。
築150年の安心院古民家「田宮」(大分県宇佐市安心院町田ノ口)。美しい田園風景の見えるリビングが特徴。 https://usanouhaku.com/dengu
■その挑戦の第一歩:古民家と有機米の体験の共同運営
この挑戦の第一歩となるのが「古民家と有機米の共同運営」です。
プロジェクトに参加するメンバーは、単なる消費者ではありません。DAOの仕組みを通じて、生産から販売、古民家での食育までの一連のプロセスに関わる“共同運営者”です。共にプロジェクトを育て、以下の体験と権利を分かち合います。
- 有機米の“共同オーナー”になる
大分県宇佐市の田んぼで有機米の共同オーナーとなり、稲作体験への参加、収穫物の分配、販売利益の一部を受け取る権利を持ちます。
- 古民家が活動拠点に
辻田建機が運営する築150年の古民家「田宮」(大分県宇佐市)を、宿泊施設として共同で運営。体験を通じて価値を生み出します。
- 「道の駅」と連携し、地域とつながる
収穫したお米を提携する「道の駅いんない」(大分県宇佐市)で販売し、地域経済の循環にも貢献します。
築150年の古民家「田宮」(大分県宇佐市)
有機米を育てる大分県宇佐市の田んぼ
■DAOを支える、3つの価値循環の仕組み
1.カーボンクレジットの創出と享受
古民家と農地の利活用におけるカーボンクレジットの創出を通じてCO2削減に貢献し、カーボンクレジットを創出します。メンバーは、古民家宿泊施設の利用などを通じてその価値を享受でき、環境貢献活動が直接的なメリットとなる新しい循環を実現します。
2.子どもたちの未来の“資産”となる体験価値
「“楽しい”だけじゃない。“意味がある”体験を、子どもたちに。」をコンセプトに、農地再生やCO2削減といった「社会を変える体験」を提供します。一つひとつの行動が徳通貨(トークン)で可視化され、子どもたちの記憶と「社会に参加した」という誇りとして残るよう設計されています。
3.“徳通貨”で可視化される地域貢献
本プロジェクトでは、地域社会への貢献を評価し、その貢献行動に対して「徳通貨」というトークンを発行します。これは金銭的な対価とは異なり、信用・信頼・善意といった“見えない価値”を可視化する手段です。貯まった徳通貨は、本DAOならではの特別な体験と交換できます。この仕組みが、参加者の貢献意欲を高め、地域内での新しい価値循環を生み出します。
■DAOへの参加方法
プロジェクトの最新情報や先行案内をお届けするLINEオープンチャットにご参加ください。
お結びDAO LINEオープンチャット
1.LINEオープンチャットに参加
以下のリンクから、匿名でご参加いただけます。
https://line.me/ti/g2/kENPEXjoKpwIAHUxi7v0RnFd6HmbPlAEL9ENyA
2.詳細なプロジェクト説明とコアメンバー募集は8月下旬に開始予定です。
それまではLINEオープンチャットをコミュニケーションの場として活用し、8月下旬に応募方法などの詳細をご案内します。
3. DAOメンバーとしての活動開始
トークン購入後、プロジェクトの意思決定への参加や、特典の享受が可能になります。
【重要事項】
株式会社ガイアックスによる本リリースは、プロジェクトの概要を紹介することを目的としており、本プロジェクトへの勧誘を意図するものではございません。
■展開:大分県内の古民家×魚、美術、果実酒、ゴマ焼酎
まずは大分県宇佐市でのプロジェクトを成功させ、そのノウハウを蓄積します。
▼ネクストプロジェクト案
- 魚で社会課題解決古民家(大分県佐伯市)
- 美術で社会課題解決(大分県玖珠郡九重町、飯田高原)
- 安土桃山古民家と果実酒とゴマ焼酎で社会課題を解決
(プロジェクトの詳細はLINEオープンチャットにて順次発表いたします)
今回のプロジェクトでは、このDAOモデルをパッケージ化し、同様の課題を抱える全国の自治体や全国古民家再生協会や一般社団法人ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアムと連携。「CO2削減」「徳通貨」「子どもたちの未来のための循環型社会」が三位一体となった新しい経済圏を、各地で紡いでいくことを目指します。
また、こうした社会課題解決型のDAOの導入・運用については、ガイアックスと辻田建機が一体となって、企画段階から活用までを包括的にサポートします。