一般社団法人KIISAは、海や浦の豊かさと海洋環境の変化や課題を学び、課題解決に向けたアクションを起こす高校生を育成するため、大学生プロデューサーと企画・開発した「マリスタ2025~海と人を考える~」の海洋研修プログラムを2025年8月18日(月)・19日(火)の二日間、佐伯市上浦・瀬会公園にて開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

名称:マリスタ2025~海と人を考える~(1泊2日の海洋研修プログラム)
日程:2025年8月18日(月)~8月19日(火)
開催場所:佐伯市上浦・瀬会公園ほか
参加人数:15名(高校生:8名、大学生:7名)
主催:一般社団法人KIISA
共催:日本財団 海と日本プロジェクト
協力:株式会社コウネンコーポレーション
佐伯市上浦地区にある瀬会公園などを舞台に大学生プロデューサーとともに企画開発した「マリスタ2025~海と人を考える~」の海洋学習プログラムを実施。大分県内から3名、県外から5名の計8名の高校生が参加しました。魚介卸売業を営む事業者や魚介類研究家の海を学ぶレクチャーに始まり、磯場観察やシュノーケリング、ビーチクリーン、魚捌き体験、海のごちそうBBQなど多様なアクティビティを実施。自身の学びや気付きをまとめ、共有するワークの時間を設けることで思考を深める二日間を過ごしました。今回の学びをアウトプットする体験発表会を9月27日(土)にさいき城山桜ホールにて開催予定です。

二日間の始まりは、佐伯市葛港にて魚介卸売業を営む(有)丸昌水産代表取締役社長・中嶋宏光氏よる実際の作業現場を見せてもらいながらの物流から見える魚や海の変化、魚介類研究家・池田健太郎氏による佐伯の海の魅力や価値・課題についてレクチャーを受ける学びの時間を実施。その後、シュノーケリングで海中を泳ぐ魚や海底の藻場の様子を観察したり、浜辺に打ちあげられた海洋ごみのビーチクリーンを行い、実際に海に触れることでの学びを体験しました。夕食では、魚を捌いてお刺身にしたり、火種づくりからの火おこし体験なども行いながら、海のごちそうBBQを楽しみました。参加した高校生からは、海洋ごみの問題や海洋環境に変化が起きていることは耳にしていたが、実際に海に触れ、体感してみることでの気付きや発見が数多くあったとの声がありました。

「マリスタ2025~海と人を考える~」は、今回実施した海洋体験(インプットプログラム)と9月27日(土)に実施する体験発表会(アウトプットプログラム)を通して、それぞれの学びを深めるとともに、自身が感じ考えた内容を第三者へと共有することでの波紋のような広がりを目指したプログラムとしています。
今回実施した海洋体験の中でも、参加・体験する前とその後での思考の変化や湧き上がった想いなどを大学生プロデューサーが伴走しながら、それぞれの言葉でまとめるワークを行いました。1か月後の体験発表会で、今回体験した気付きと学び、課題解決に繋がるアクションプランをどのように各高校生が発表してくれるのか楽しみです。

【マリスタ2025体験報告会(アウトプットプログラム)】
日程:2025年9月27日(土)13:30~15:30(開場13:00)
開催場所:さいき城山桜ホール小ホール(大分県佐伯市大手町2丁目2-28)
(プログラムに参加した高校生)
「海に対して特別な知識もなかったので参加するまで正直不安も大きかったが、一緒に参加したメンバーと海の体験や学びを深めることができ、一歩踏み出して参加してみて良かったです。」
(プログラムに参加した高校生)
「普段も目にしている海について、表面だけでなく起きている現状や変化、その裏側を知ることでの学びがあった。今回得た体験や学びを活かしてこれからのアクションに繋げていきたい。」
【高校生参加者】
阿南恵那(大分)、大平眞也(熊本)、小嶋里歩(新潟)、下川瑠已(大分)、菅野こころ(兵庫)、寺田和月(大分)、中野朔良(福岡)、松末高良(東京)
【大学生プロデューサー】
青山翔哉(APU)、稲井玲那(APU)、梅田華楓(別府大)、竹下レン(APU)、三浦琥大郎(福岡大)、渡辺早紀(APU)、渡邉良太(NBU)
公式サイト
https://saikiuraomote.jp/
公式SNS
https://twitter.com/saiki_uraomote
https://www.instagram.com/saiki_uraomote/
https://www.facebook.com/saikiuraomote
<団体概要>
団体名称:一般社団法人KIISA
URL:
https://kiisa.or.jp/
活動内容 :「無意識と無関係の向こう側へ」をコンセプトに、学生と地域と大人の緩やかな繋がり創出、将来の選択の幅を拓くきっかけづくり、地域づくりを行なっています。地域と繋がる場(cafeKIISA)の運営も行なっています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/