
鉄輪の旧冨士屋旅館・庭園内に7月オープンした「冨士屋ホテル」
湯けむりの町・鉄輪(かんなわ)の登録有形文化財「旧冨士屋旅館」庭園内に、2025年7月にオープンした『冨士屋ホテル』(運営:株式会社 一也百(はなやもも)/大分県別府市/代表取締役:安波治子)は、JR九州が主催する「九州観光まちづくりAWARD2025」において、特に革新的な活動を表彰する、―NEXT CREATE 特別賞―に選出されました。
九州観光まちづくりAWARDは、九州に根付き、伝統や伝承を守りながら新しい「もの」「こと」「風景」を生み出す人物、団体にスポットライトを当て、その土地ならではの魅力を発信することを目的としています。

九州観光まちづくりAWARD
[ 冨士屋ホテル選評 ]
別府で唯一の明治期の旅館建築を継承し「今までの 100年、これからも伝え続ける 100 年」として老舗温泉「鉄輪」の歴史と地獄蒸しを中心とした湯治文化を現代のライフスタイルに合わせて場づくりを行っている。
登録有形文化財に認定された歴史ある本館に加え、「CLT パネル技法」を駆使し土壁や和紙、スタイリッシュに木を多用した斬新な新館ホテルを開業。
伝統ある本館と新たな価値を提供する新館、ホールやギャラリーなど多目的な要素も含み、歴史を感じながらも新しさを見出す鉄輪の発信拠点である。
出典:JR九州プレスリリース「九州観光まちづくりAWARD2025」受賞者決定!
詳細は、DiscoverJapan10月号 (発売日2025年9月5日発売)に掲載。
12月3日には授賞式が開催予定です。
ホテルの詳細は、こちら(公式HP、PRtimes)からもご確認いただけます。
冨士屋ホテル公式サイト
冨士屋ホテルは、別府市鉄輪の登録文化財「旧冨士屋旅館」庭園内に開業したホテル。
オーナーの安波治子は、曽祖父から受け継いだ明治建築を次の100年残せるようにと、2004年より「冨士屋一也百ホール&ギャラリー」を運営。蒸気の力によるジャム・味噌の開発や、鉄輪の温泉・食・文化を楽しむ「かんなわ蒸し通(つう)りずむ」の開催など、温泉と食文化をつなぎ、鉄輪を盛り上げるプラットフォーム作りに尽力してきました。
2025年7月にオープンした冨士屋ホテルは、これまで実践してきた体験型の場づくりを「宿」という形態によって、新たな湯治体験としてお客様にご提供したいという思いから生まれました。
“憧れの日常”をテーマに、地熱の恵みあふれる鉄輪のサステナブルな日常を、こだわったしつらえの中で体感いただくことができます。
明治建築のカフェラウンジ、地獄蒸しキッチン、天然蒸気の「むし湯」、湯けむりピラティスなど様々なコンテンツと、長年研究してきた「蒸し料理」によって歴史ある鉄輪の湯治(とうじ)文化を新たな解釈でお客様にご提供いたします。

明治の趣を今に残すカフェラウンジ

調理・蒸す・食べるが一体となった「地獄蒸しキッチン」

ひのきの香りに満たされる天然蒸気のむし湯

湯けむりピラティス(木曜夜/日曜朝 宿泊者無料)
冨士屋ホテルでは、新しい湯治体験をご提供すべく、体験型コンテンツとともに、源泉掛け流し温泉付「冨士屋リビングスイート」「アルチザンスイート」、別府湾を眺める海側の「プレミアムツイン別府湾ビュー」など、居心地と寝心地にこだわった様々なタイプのお部屋をご用意しております。
このたび、海外メディアからも注目を集める銀座「森岡書店」の森岡督行氏、そして大分県中津市の森を想うブランド「六月八日」とのコラボレーションにより、全国でも初となる二つのコンセプトルームが誕生いたしました。

「アルチザンスイート」から見える、「旧冨士屋旅館」の屋根が美しい
?? 銀座・森岡書店が初監修する「森岡ルーム」
東京・銀座で“1冊の本を売る”人気書店、森岡書店。その代表であり、文筆家としても知られるブックセレクター森岡督行(よしゆき)氏が選んだ本と、本に関連する美術作品が並ぶ「森岡ルーム」は、森岡氏がはじめてホテルの一室をプロデュースしたお部屋です。
森岡書店の雰囲気を感じていただける、小さな美術館のような一部屋で、ソファに座りながら、貴重な本やアーティストの作品とともに特別な時間をお過ごしいただけます。(山側ツインルーム/2名1室 お一人様22,800~)

森岡氏が自ら選書した本が並ぶ「森岡ルーム」

美術作品とともに静かな時間をお過ごしいただけます
?? “森の香り”がコンセプトの久恒山林初監修「六月八日ルーム」
大分・中津市の久恒山林(株)から生まれた、森と人とのライフスタイル提案ブランド「六月八日」が初監修した「六月八日ルーム」は、森に行きたくなるような、部屋にいながらにして自然を感じられるお部屋です。
「森を想い、また自分と向き合う時間を」との思いから、ひのきや杉など5種類のエッセンシャルオイルが入った特別キットを進呈。専用のディフューザーでお好きな香りを楽しむことができます。お部屋には自然の草花と、久恒氏所蔵の書や絵が飾られ、お茶室のような凛とした空気を纏っています。(山側ツインルーム/2名1室 お一人様22,800~)

自然の草木や書が印象的な「六月八日ルーム」

5種類のエッセンシャルオイルを専用ディフューザーで
明治からの歴史を感じながらも、全く新しい、ここでしかできない"湯治"の形。
ぜひ冨士屋ホテルでご体感ください。
公式HPからのご予約では、会員割引のほか、2泊以上でお得な「連泊割」、大分県在住の方に気軽にお泊りいただける平日限定の「県民割」もございます。
詳細・ご予約はこちらから
冨士屋ホテル公式サイト

明治32年建築の「旧冨士屋旅館」

屋上「ふじや THE ROOF」からは湯けむりと別府湾

樹齢百年の梅の古木を眺める「梅見の湯」
名称:冨士屋ホテル
開業日:2025年7月12日(土)
所在地:大分県別府市鉄輪上1組(旧冨士屋旅館 庭園内)
敷地面積:797.49平方メートル (240 坪)
建物規模:地上3階建
客室数:スイート含む16室
客室面積:17.5平方メートル ~50平方メートル
施設:地獄蒸しキッチン、大浴場、ルーフトップ、カフェラウンジ、コンサートホール、ギャラリー、セレクトショップ 等
公式WEBサイト

別府八湯の1つで、湯けむりにつつまれた「 鉄輪温泉 」。
繁華街から少しだけ離れたこの場所は、レトロな街並みが残る温泉街です。
古くから湯治(とうじ)の文化があり、長期滞在者たちは米や野菜を持ってきては交換したりとにぎやかだったそう。
鉄輪温泉は、そんな文化を現代にうまく変換し、新しい湯治のかたちを表現しつづけています。
鉄輪温泉公式サイト
株式会社 一也百(はなやもも)
明治の旅館建築「旧冨士屋旅館」を再生したギャラリー・ホール、セレクトショップ、カフェ「冨士屋Hall&Gallery一也百」を2004年より運営。当時の梁を生かした響きの良い音楽ホールでは、クラシックを中心にしたコンサートを開催。このイベントにあわせて、旅行・滞在する方も多数。
併設する「愉しい食卓はなやもも」では、長年研究する50℃洗い・低温スチーミング法による「温泉コンフィチュール」や「地獄蒸し大豆の味噌」といったオリジナル商品のほか、永く使える暮らしの器・竹等の作家の作品を扱う。2025年7月、庭園内に「冨士屋ホテル」をオープン。
お問い合わせ
株式会社一也百(はなやもも)
担当:安波、衛藤 【電話】0977-66-3251 【メール】info@kannawa-fujiya.com