2015年開館予定の大分県立美術館(大分市寿町)のプレイベント第1弾「OPAMフェスタ」が12月4日より、iichiko総合文化センター(大分市高砂町)などで開催される。
1977(昭和52)年に開館した大分県立芸術会館の全コレクションを引き継ぎ、「出会いのミュージアム」をコンセプトとしたオープンな美術館を目指す。
期間中、同館の建築設計を手掛ける建築家・坂茂さんの展覧会「Nomad-Museum~人をひらく、地域を動かす」を開催。阪神・淡路大震災の被災地に設置した仮設住宅の間仕切り、紙管シェルターなどを通して、坂さんのこれまでの難民・災害支援活動を紹介する。坂さん(7日)、同館・新見隆館長(14日)のトークイベントも予定する(要事前申し込み)。
併せて、各所で紙のシェルターを巡る参加型ワークショップも展開。「紙のシェルターを組み立てよう」(4日、大分市ガレリア竹町ドーム広場)、「変身シェルター」(7日、アートプラザ)、美術が好きな高校生らが「わたしたちの美術館」をプロデュースする「ミュージアム・イン・シェルター」(14日、コンパルホール市民プラザ)、「新聞紙で秘密基地を作ろう」(8日、O-Labo)
まちなか支局では4日~15日、黒い紙にくぎや画びょうで穴をあけ、思い思いの光の窓を作り、光の窓をつなげてシャルターで覆い「あかりのともる家」を作るつくる「ランプ・ハウス・プロジェクト」を展開。点灯時間は15日~25日の17時~21時。
同館建設工事現場見学会も15日(10時~、14時~)に予定。定員は小中学生親子40人、一般40人。要事前予約(応募者多数の場合は抽選)。
イベントの詳細はホームページで確認できる。全て入場無料。12月15日まで。