大分で来夏に開かれるトイレを舞台にしたアートイベント「おおいたトイレンナーレ」開催に先立ち同実行委員会では現在、店舗のトイレを作品・展示会場にする「ショップ・アートイレ」の参加店を募集している。
「ショップ・アートトイレ」とは公共的な空間であると同時に、個人的な空間でもあるまちなかのトイレ空間を芸術作品化する事で、店舗や街の新しい魅力として鑑賞の対象とするもの。
実行委員会が協力店舗・施設を審査のうえリストに掲載。リストに基づいてディレクター、アーティストが下見を行い作品プランの検討を行う。その後ディレクターの提案により実行委員会が店舗とアーティストおよび作品プランを決定する。
イベント終了まで作品を設置することなどが条件。制作費用は実行委員会が負担する。年内に1カ所、来年度に6カ所を制作する予定。
事務局の佐藤さんは「一般の店舗にトイレをアートした作品が各拠点となって街中の回遊性が広がることを期待している。「せど」(大分弁で、細い路地)の店舗など普段観光ではいかいないような場所に設置して『トイレとアートでおもてなし』できれば」と期待を寄せる。
大分市内にある若草公園や飲食店など4カ所では、すでに作品を設置、公開されている。募集は7月7日まで。