大分でレコード販売と飲食を提供する「RA’S DEN RECORDS(ラーズデンレコーズ)」(大分市府内町3、TEL 097-547-9778)が6月20日、オープン2周年を迎えた。
大分でも数少ないレコード販売を手掛ける同店。コンセプトは「レコード盤から流れてくる音楽を聴きながら、気楽に一杯が楽しめる人間交差点」。店名のラーズデンレコーズは「『太陽の隠れ家』を意味している。
佐伯市出身のオーナー御手洗優(みたらいまさる)さんは過去に東京、熊本で音楽活動を行っていたが、「地元から良い音楽を発信していきたい」とUターン起業した。
店内は白を基調にスポット照明、電球色照明などで「隠れ家」的な雰囲気を演出。レコードから流れるサウンドは通常の飲食店にはない本格的な音響設備を使用している。席数はカウンターが6席、ソファ6席の計12席。
レコードは約2000枚の品ぞろえで、300円のリーズナブルな物から「レア盤」と言われる1万円程度の物まで用意。その他にCDやレコードのオリジナル作成・販売やアーティスト支援活動を行い、他店での流通も行う。
飲食のメニューはドリンクがメーンでビール、ウイスキー、バーボン、ソフトドリンクなどを多数取りそろえる。
御手洗さんは「15歳のころからレコードを収集したりターンテーブルで遊んだり、音楽活動を行ってきた。最近はデジタル化で全てが効率的になっている。当店でレコードを聴いてアナログの良さを味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。
8月2日・3日には大分で初めての試みとして、県内3社が集まり「中古レコード&CDフェア」を開く。「この機会にぜひ店に立ち寄ってもらい、レコードや音楽について語り合うことができれば」
営業時間は13時~22時(金曜・土曜は24時まで)。水曜定休。